ニッキーが“お尻”について赤裸々告白
デビューアルバム『Pink Friday』が大ヒットし、今ではヒップホップ界で最も成功を収めている女性ラッパーの1人として知られるニッキー・ミナージュ。2020年に夫ケネス・ぺティとの第1子を出産して以降は、他のアーティストの楽曲にフィーチャリングとして参加するだけだったが、2022年はリル・ベイビーをフィーチャリングに迎えた「Do We Have a Problem?」と「Bussin」をリリース。
そんなニッキーのトレードマークのひとつといえば、大きなお尻。ニッキーのお尻はまん丸で美しいあまり、整形疑惑を囁かれたことも。しかし、これまでお尻の整形については口を開いてこなかった。
ところが今回、ジョー・バドゥンがホストを務めるインターネット番組『Pull Up』で、「私はネットでボロクソに言われた最初の1人でした。(整形)手術をすることは許されなかったんです。当時、私は一度も手術を受けたことがありませんでした。お尻に注射は打っていましたが。誰にも相談せずにやったのが、いかにクレイジーだったかと今では思っています」と、注射でお尻を大きくしていたことを告白。
そしてニッキーは、お尻を大きくしようとしたのはリル・ウェインたちの言葉がきっかけだとも明かした。
リル・ウェインらの冗談が豊尻のきっかけ
ニッキーは、リル・ウェインのレーベルであるヤング・マネー・レーベルからデビューしていたため、当時リルとはよく一緒にいたよう。
その時リル・ウェインがスタジオに連れてくる女性は、胸やお尻の大きい人ばかりだったようで、「大きなお尻を持つ女性が次から次へとスタジオにやってきていました。彼女たちはラッパーたちのミューズとして、音楽の中で大きな役割を担っていたから彼女たちを過小評価したいわけでないのですが。そんな彼女たちと比較したら、自分は十分じゃないと思ってしまったんです。ラップカルチャーの世界ではそういう見た目であるべきで、私は彼女たちのような容姿を持っていないと感じました。リル・ウェインたちは、私のお尻が大きくないことを冗談の種にしていましたが、彼らは、それが面白くない冗談であることに気づいていませんでした。私がその点において自信を持っていないことを彼らは知らなかったんです」と、ラップカルチャーで“好かれる”体型を目指してニッキーは豊尻したと明かした。
仲間であるラッパーたちからの言葉で自信をさらになくして豊尻することにしたニッキー。たとえジョークのつもりでも、人の身体についてコメントするのは間違っていると再認識させられる切ないエピソードだった。(フロントロウ編集部)