ドラマ『ゴシップガール』でブレイクしたレイトン・ミースターの現在は? 俳優として、女性として、母として、年齢を重ねてなお輝くレイトンの子供や夫との関係や人柄などを大特集。(フロントロウ編集部)

『ゴシップガール』から15年、レイトン・ミースターの現在

 世界中で大ヒットを記録し、2000年代を代表するドラマとして愛されて続けてている『ゴシップガール』。リッチでホットなニューヨークの若者たちの刺激的な日常を描いた同シリーズは、2021年には次世代版が配信となるなど、いまだにその人気は健在。

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 レイトン・ミースターは、そんな『ゴシップガール』に登場する多彩で魅力的なキャラクターたちのなかでも、ひときわ視聴者たちに愛された毒舌お嬢様ブレア・ウォルドーフをキュートでコミカルに演じて一躍スターの仲間入りを果たした。

 『ゴシップガール』放送開始当時20代前半だったレイトンは、現在30代後半。夫で俳優のアダム・ブロディとのあいだに2人の子供がいるママであり、もちろん、俳優としての仕事も続けており、お得意のコメディからサスペンスまでさまざまな映画やドラマ、舞台などに出演している。


夫との馴れ初めがこそばゆい! 長年の友人から夫婦へ

 レイトンは、ドラマ『The O.C.』でセス・コーエンを演じた7歳年上のアダムと2014年に極秘結婚。
 2013年に熱愛が報じられたレイトンとアダムだが、出会いは15年以上前。ロサンゼルス市内にある行きつけのレストランでアダムが食事をしていたところ、偶然、『The O.C.』を手がけたクリエイターのジョシュ・シュワルツと鉢合わせ。その時、ジョシュは新たに手がける『ゴシップガール』のキャストたちを連れており、そのうちの1人として紹介されたのがレイトンだった。

画像1: 夫との馴れ初めがこそばゆい! 長年の友人から夫婦へ

 顔見知り程度だった2人が急接近したのが、2011年のロマコメ映画『The Oranges(原題)』での共演。この時、アダムはすでにレイトンに惹かれていたが、当時は交際している人がいたため、密かに芽生え始めたレイトンへの恋心にフタをしたそう。

 「最初から彼女にはすごく惹かれていました。彼女は天国のような生き物ですから。ゴージャスな人だと思っていました。映画を撮った時も、化学反応のようなものを感じたんです。でも、当時僕には付き合っている人がいましたから…」と、アダムは2021年に出演した俳優のアンナ・ファリスのポッドキャストで明かしている。

 その後、共通の友人を交えて遊んだりしていた2人は、映画の撮了後1年半ほどが経ち、アダムがシングルになったタイミングでアプローチしたことで恋愛関係に発展。

 近年では、夫婦そろってレッドカーペットに登場したり、レイトンがメインキャラクターの1人を演じたドラマ『シングル・ペアレンツ』にアダムがゲスト出演したり、休みの日には共通の趣味であるサーフィンに出かけたりと、おしどり夫婦ぶりを発揮している。

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『ゴシップガール』のせいで誤解も… 本当はどんな性格?

 ブレア役の影響でレイトンに対して“とっつきにくい”イメージを抱いている人も少なくない。今ではレイトンにぞっこんで「天国みたいな生き物」と呼ぶほどメロメロなアダムでさえ、レイトンの人柄について深く知るまでは彼女を誤解していたこともあったそう。

 ブレアといえば、言わずと知れた、わがままで高飛車なお嬢様。レイトンがあまりにも見事にブレア役を自分のものにしていたことで、もしかしてプライベートでも“あんな感じ”なのではと、少々腰が引けてしまった時期もあったとアダムは振り返っている。

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 しかし、実際のレイトンの性格はブレアとはまったく違うよう。アダムは前述のポッドキャストでレイトンを「ジャンヌ・ダルク(※)みたいな人」と表現したうえで、「彼女は僕が知っているなかで、一番強くて、良い人。僕にとって彼女は、モラルコンパス(道徳的指針)であり、北極星のような人なんです。彼女の性格は言葉では表せないほど素晴らしい」と、何が正しいか判断に悩んだときや迷ったときに自分を導いてくれる最高のパートナーだとコメントしている。

※15世紀、イングランドとの100年戦争で危機に瀕していたフランスを救った勇敢な若き女兵士。

画像: 2014年、デート中にファンからの記念撮影のお願いに応えるレイトンとアダム。

2014年、デート中にファンからの記念撮影のお願いに応えるレイトンとアダム。

熱愛がウワサされたエド・ウェストウィックもレイトンを絶賛

 ちなみに、レイトンの人柄に惹かれた男性はアダムだけではないよう。『ゴシップガール』でレイトン演じるブレアと恋仲になるチャック・バスを演じ、あまりのお似合いぶりに熱愛説が幾度となく浮上したエド・ウェストウィックも、レイトンをベタ褒め。

画像: 熱愛がウワサされたエド・ウェストウィックもレイトンを絶賛

 英リヴァプールで2021年11月に開催されたコミコンに登場したエドは、共演当時のことを振り返り、「レイトンに惚れないのは難しいでしょう。自分のどこか一部は彼女に恋してしまう。彼女は素晴らしいです」と、レイトンに淡い恋心を抱いていたことを10年越しに告白して観客たちを沸かせた。

 同じく『ゴシップガール』で共演したネイト役のチェイス・クロフォードも、ヴァネッサ役のジェシカ・ゾアがホストを務めるポッドキャスト番組『XOXO with Jessica Szohr』でレイトンとの出会いの瞬間を回顧した際、初対面から好印象だったことを明かしながら、「すぐに友達として仲良くなりました。彼女とは気が合いましたからね」と話すなど、レイトンのことを悪く言う共演者はいない。

インスタは「人助け」が8割

 レイトンは、仕事がオフの時には、食糧配給のボランティアに参加したり、チャリティ団体主催の子供たちへの読み聞かせイベントに出席したりと慈善活動に熱心に取り組んだりしていることで知られる。

画像: インスタは「人助け」が8割

 2019年には女性ホームレスを支援するロサンゼルスの施設ダウンタウン・ウーマンズ・センター(Downtown Women's Center)への寄付金を募る目的で、人気ファッションブランド、クリスティ・ダウン(CHRISTY DAWN)とコラボしたジャンプスーツを発表したことも。

 そんなレイトンのインスタグラムへの投稿はチャリティに関するものがほとんど。

 2021年春には、先天性中枢性肺胞低換気症候群(CCHS)(※)の子供たちを支援する団体CCHSネットワークをサポートするため、オンライン募金プラットフォームのOmaze(オメイズ)と協賛して、自身のお気に入りカフェで一緒にエスプレッソを飲める「コーヒー・デート権」をオークションに出した。

※脳幹部の自律神経中枢の先天的な形成異常・機能不全による重篤な呼吸障害


子育てと仕事の狭間で悶々 「マミーギルト」に苛まれることも

 ドラマ『シングルペアレンツ』ではシングルマザー役、Netflixで配信中の主演映画『ウィークエンド・アウェイ』では新米ママ役など、母親役を演じる機会が多くなったレイトン。

 夫アダムとのあいだには2015年に誕生した第1子のアーロと2020年に生まれた第2子(名前非公開)がおり、自身もワーキングママとして仕事と育児の両方に奮闘している。

画像: 子育てと仕事の狭間で悶々 「マミーギルト」に苛まれることも

 世のお母さんたちと同じように、子育てに関する悩みについて吐露することもあり、米ETとのインタビューではママたちが抱える罪悪感「マミーギルト(Mom Guilt)」に言及。

 映画やドラマの撮影のために子供たちのもとを離れて過ごすことには、いつになっても慣れないとしたうえで、仕事が楽しければ楽しいほど感じる罪悪感は大きいと複雑な心情を打ち明けた。

 自分が感じるマミーギルトには、いろんな種類があるものの「仕事をしている時に感じる罪悪感が究極だと思います。だって、私は仕事の現場にいるのが好きだし、楽しんでいますから」と話したレイトン。「上手くやれているような気もしますが、この世界は、私たちの社会は、すべてにおいて満足していると感じるチャンスなんて、めったに与えてくれないんです。仕事に行くことも、子供たちを置いていくことも、もしくは子供たちと一緒に過ごすことも、どれも罪悪感を持たずにはできません」と続け、子供を持つ親たちにとって、子育てと仕事の両立やちょうど良いバランスを見つけることは永遠の課題だと痛感していると語った。

 仕事も子育ても“何でも完璧にこなしています”とアピールするセレブも少なくないなか、素直に悩みや苦労を口にするレイトンには親近感。


美容は断然ナチュラル派 手作りコスメを愛用

 インスタグラムでもよくすっぴん写真を公開しているレイトン。多くの人が憧れる、健康的でツヤのある美肌をキープするためには、さぞかしお金と手間をかけているのだろうと思いきや、実践している美容法はいたって質素。

 米Women’s Healthに語ったところによると、毎日のスキンケアに使うのは2~3アイテムだけ。もう何年も変えずに、ずっと使っているのだそう。

 レイトンは、肌に直接使うものは、できるだけシンプルでクリーンな原料からできたものを使いたいという理由からナチュラルコスメをチョイス。バスソルト、ボディスクラブ、ローション、キューティクルオイル、石鹸といったボディケアアイテムは、材料を調達して自分で手作りしているという。

 作り方のコツについて、「もしナチュラルコスメを買うなら、成分表をチェックしてみるといいですよ。(その材料を用意すれば)自分で作れますから」と、市販のナチュラルコスメの成分リストをチェックして、それを再現すれば、「20ドル~30ドルのものが数ドルで作れますよ」と経済的にもお得だと米Shapeにおすすめしている。


エクササイズは「セルフケア」

 「私の体はストレッチマーク(肉割れ線)だらけなんです。とくに2人目の子供を産んだ後は。消える気配はないですね。たぶん消えないと思います」と、Woman’s Healthにあっけらかんと話したレイトン。

画像: エクササイズは「セルフケア」

 年齢を重ねたことや、ママになったことで変化した体型に気を揉んでいるわけではなく、心の健康を保つためのセルフケアとしてストレスフリーにできるエクササイズやストレッチを取り入れている。

 アダムと一緒にやっているサーフィンにくわえて、自宅では「フォームローラー」を使って気になる部位をマッサージしているほか、近年セレブたちの間で愛用者が増えている指圧マットを使ってリラックス。

 ちなみに、自分の体で一番気に入っている部位は「お尻」だそう。


 みんなから憧れられるスターながら、自然体で飾らず、人間らしい一面を隠さないレイトン。今後の彼女からも目が離せない。(フロントロウ編集部)

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