Photo:©WARNER BROS PICTURES/LEGENDARY PICT./DC COMICS/SYNCOPY / Album/Newscom、スプラッシュ/アフロ
DCヴィランのジョーカーを演じた歴代俳優たちは、再演を希望している? していない? あの意外な人物が熱い思いを持っていた!(フロントロウ編集部)

ジョーカーを再演したい人、乗り気じゃない人

 DCコミックスのキャラクターで、ヒーローであるバットマンと同じくらい人気を誇るヴィランのジョーカー。2019年にはジョーカーを主人公とした映画『ジョーカー』が制作され、世界的大ヒットを記録したことは記憶に新しい。

 最近では、昔演じたキャラクターをふたたび演じる機会を得る俳優は多いが、ジョーカーを演じた歴代俳優たちはどう思っているのだろうか?

ジャック・ニコルソン

画像: ©WARNER BROS/DC COMICS

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 ティム・バートン監督による1989年の『バットマン』でオスカー俳優としてジョーカーを演じ、アメコミ原作作品の格を上げることに一役買ったジャック・ニコルソンは、これまでに多くの作品に出演してきた大御所であるため、過去の作品は振り返らない…と思いきや、2007年にMTVのインタビューでこんな熱い思いを語っている。

 「私は激怒しています。激怒していますよ(笑)。制作陣はジョーカーが登場する続編は提案しなかった。私はそれのやり方は分かっていたのに!誰も提案してくれなかった」

 『バットマン』は3年後に続編の『バットマン リターンズ』が公開されたが、ヴィランはペンギンに。ジャックはその点を悔しく思っているよう。さらに彼は、ヒース・レジャーがジョーカーを演じた『ダークナイト』について、こんな言葉を残している。

 「自分の発言によって、見る気にならなんですよ。でももしそれが良い映画だったら、いつか見ますよ。ティム・バートンの精神が伝わっていない気がします。彼らはフランチャイズを地に堕としたようなものです」

 『ダークナイト』3部作は“良い映画”だったと言えるだろう。その後彼は、3作品を見ただろうか。ちなみに、『バットマン』でバットマンを演じたマイケル・キートンは、DCEUの映画『ザ・フラッシュ』とドラマ『バットガール』でふたたびバットマンを演じることが決定している。ジャックももし再演したかったら、可能性あるかも?

ヒース・レジャー

画像: ©PF1/WENN

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 『ダークナイト』3部作でジョーカーを演じたヒース・レジャーは、歴代ジョーカー役のなかでもとくに人気が高い。そんなヒースは、2008年の『ダークナイト』公開前に28歳で急逝。

 彼のジョーカーが見られるのはこの一作だけになってしまったが、彼の姉のケイトは豪news.com.auで、ヒースはジョーカー役をふたたびやる予定だったと明かした。

 「弟はバットマンでやり遂げたことを、とても誇りに思っていました。そして次のバットマン作品に取り組む計画がありました。彼はクリス・ノーラン、クリスチャン・ベール、そしてゲイリー・オールドマンと一緒に仕事をすることが大好きだったんです。あの映画をしている時に、これまでにないほど最高の時間を過ごしたんです。クリスマスに実家に帰省した時、それについて話すのが待てず、あの(ジョーカーの)声や笑い声をして、私に見せてきました」

ジャレッド・レト

画像: ©WARNER BROS PICTURES

©WARNER BROS PICTURES

 DCEUの2016年の映画『スーサイド・スクワッド』や2021年の『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』でジョーカーを演じたジャレッド・レトは、2019年の『ジョーカー』でホアキン・フェニックスが主演に決定した際に、疎外感を感じ、動揺していると報じられた。

 そんな彼の中には、今でもジョーカーへの思いがあるようで、米Varietyのインタビューで、ジョーカーをふたたび演じる可能性について「絶対ないとは絶対言えない」とし、こんな思いを語った。

 「僕にとって、(自分が演じるキャラクターは)生きて、息をしている人なんです。もちろん、(実際には)そうでないのは分かってるけど、繋がりが生まれる。だからもう一度できないのは悲しいですね」

ホアキン・フェニックス

画像: ホアキン・フェニックス

 ジョーカーを1人の人間として描いた『ジョーカー』で主演を務め、様々な映画賞を総なめにしたホアキン・フェニックスは、個性派として有名。

 そんな彼は、『ジョーカー』が1作で完結する作品であったことから、ふたたびジョーカーを演じること、ひいては『ジョーカー』の続編を作ることに乗り気でない様子を米The Playlistのインタビューで見せた。

 「知らないよ。撮影をしている時から…、う~ん。この男は興味深いでしょう。僕たちはこの男についてやれることがあるし、さらに(深掘り)できるだろう。しかし、僕たちは実際にそうするか?分からないですね」

(フロントロウ編集部)

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