「パープル下地」で透明感あふれる肌へ
化粧下地（プライマー）は、ファンデーションを塗る前に使うことでメイクの「ノリ」や「持ち」を良くしてくれる便利なアイテム。
色によってさまざまな効果を持っているのも特徴で、例えば「グリーン」なら赤みやニキビ跡、「ピンク」なら自然な血色感、「イエロー」ならクマや色素沈着という風に、肌悩みに合わせて色を選ぶのが良いとされている。
そんな数ある化粧下地のなかでも、いま注目を集めているのは「パープル下地」。
パープルやラベンダーの化粧下地（パープル下地）は、黄色や黄緑色の反対色であるため、黄ばみを和らげて透明感を出したり、くすみや色ムラも飛ばして肌を明るく見せたりするのに最適なカラー。
ポーランド発のコスメブランドAlima Pure Cosmeticsの創業者であるケイト・オブライエン氏は「（パープル下地は）一見すると少し怖いように見えるかもしれませんが、実際は肌のくすみや色ムラを飛ばして明るく見せてくれます」と米Byrdieで説明。とくに黄みがかった肌を和らげたい人にオススメだそうで、「ファンデーションの下に（パープル下地）を仕込むこといいでしょう」とアドバイスする。
一方で、パープル下地のなかには、肌によって白浮きするタイプもあるため、その場合は肌なじみの良い「しっとりタイプ」を選ぶのが鉄則。みずみずしいテクスチャーで白浮きしにくいほか、ツヤが出てさらに透明感がアップするそう。
パープル下地は「ハイライト代わり」にも最適
ニューヨーク市を拠点に活動するメイクアップアーティストのアシュレイ・シウチいわく、パープル下地は「ハイライトの代わり」に使うのもオススメ。
なかでも色白の人に最適だそうで、アシュレイは「（色白の人にとって）シャンパンカラーのハイライトは暖かすぎますし、ホワイトカラーは粉っぽくなりすぎることがあります」と米Allureで説明。
「そこで登場するのが、パープル下地です」と話すアシュレイ。「クリーミーで軽いつけ心地のパープル下地をファンデーションの後に使うことで、まるで乳白色のような柔らかなハイライト効果をもたらしてくれます」と明かした。
実はさまざまな使い方ができる隠れた名品「パープル下地」。とくに春先は肌の調子が崩れやすく、くすみが目立ってしまう季節でもあるため、パープル下地を上手に取り入れて、透明感あふれる美肌に仕上げてみては。（フロントロウ編集部）
