MCUでドクター・ストレンジを演じているベネディクト・カンバーバッチが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のセットでスパイダーマン役のトム・ホランドとアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.から学んだことについて明かした。(フロントロウ編集部)

ベネディクト・カンバーバッチがトム・ホランドたちの演技から学んだこと

 世界各国から一流の俳優たちが集結しているMCUシリーズ。そんな一級の俳優ばかりが集まるMCUの現場では、俳優同士がお互いの演技に感心し、お互いから学ぶことも多いよう。

画像: ベネディクト・カンバーバッチがトム・ホランドたちの演技から学んだこと

 2022年5月4日に新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の日本公開が控えている、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチにとってもそれは同じであるようで、彼は2018年に公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の現場で、共演したスパイダーマン役のトム・ホランドとアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.の演技から学んだことがあるそう。

 ベネディクトが感心させられたのは、トムらが即興で披露したという、アドリブでの見事な掛け合い。「『インフィニティ・ウォー』でトム・ホランドとロバート・ダウニー・Jr.から学んだ大きなこととしては、(マリサ・トメイが演じる)メイおばさんとロバート・ダウニー・Jr.との即興の掛け合いで、トムがいかに落ち着いていたかということです」と、ベネディクトは今年のサンタバーバラ国際映画祭での記者会見で語ったと米Colliderが伝えた。「トムは脚本には書かれていなかったことをやってのけました」。

 「僕は極めて古典的な人間なので。僕にとっては文字(で書かれていること)が重要なんです。そこから解放されて、ある種の機動性を持ちながら即興で演技ができるということ。しかも、それを(MCU作品という)巨大なキャンバスの上でやるのですから、本当に目が覚めましたよ」とベネディクトは続けて、トムらによる見事な即興の演技を目の当たりにしたことは、自分の演技観が揺らぐような強烈な体験になったと明かした。

 ちなみに、そんな体験がきっかけになったかは定かではないものの、ベネディクトはその後のMCU作品の重要シーンをアドリブでやってのけており、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の「印象的なシーン」がアドリブだったことが明らかになっているほか、最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のクライマックスでもアドリブを披露したことを明かしている。(フロントロウ編集部)

 

 

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