キャサリン妃のネックレスに込められたメッセージを読み解く
3月の第2月曜日に制定されているコモンウェルス・デー(英連邦記念日)の式典で、英王室のキャサリン妃が着用していたネックレスが話題になっている。コモンウェルス・デーの式典は、毎年ロンドンにあるウェストミンスター寺院で開催され、ロイヤルファミリーが勢ぞろいすることで知られる。今年はエリザベス女王が欠席だったものの、例年どおり、ウィリアム王子とキャサリン妃に加え、チャールズ皇太子とカミラ夫人らが参加した。
この日、ロイヤルブルーのコートドレスに同系色の帽子をコーディネートしたキャサリン妃の胸元に光っていたのは、サファイアとダイヤモンドのネックレス。じつは、このネックレスにはロシアから軍事侵攻を受けるウクライナへの思いが込められていた。
ご存じの方もいると思うが、キャサリン妃とウィリアム王子は、ロシアによる侵攻を受けてすぐにウクライナへのサポートを表明しており、ロンドン市内にあるウクライナ文化センターをサプライズ訪問するなどしている。
こちらのネックレスは、ウィリアム王子の母で、キャサリン妃にとっては義理の母にあたる故ダイアナ元妃のコレクションの一部で、米Peopleによると、キャサリン妃がウィリアム王子から受け取った婚約指輪(※ダイアナ元妃から受け継いだもの)とも一致するという。
では、ネックレスとウクライナにどういったつながりがあるのか? キャサリン妃は、2020年にバッキンガム宮殿でウィリアム王子と一緒にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とその妻のオレナ・ゼレンスカ夫人と対面しているのだが、そのときに着用していたのがこのネックレスだった。ウィリアム王子と共同で出した声明でキャサリン妃は、「私たちは、大統領と未来のために勇敢に戦うウクライナのすべての人々とともにあります」と語っていたが、今回、このネックレスを選んだ背景にはそうした思いがあったのだろう。
ちなみに、英王室ではウィリアム王子夫妻だけでなく、チャールズ皇太子がウクライナへの支持を表明しているほか、エリザベス女王が私費でウクライナ支援のために寄付をしたことをバッキンガム宮殿が認めている。(フロントロウ編集部)