忙しい朝の強い味方「日焼け止め下地」
そろそろ日差しや紫外線が気になる春の季節。紫外線対策といえば「日焼け止め」が欠かせないけれど、忙しい朝の時間に日焼け止め、化粧下地、コントロールカラーなど、たくさんのアイテムを塗り重ねて使うのは正直面倒くさい…と思う人も多いはず。
そんなときに活躍するのが「日焼け止め下地」!
日焼け止め下地とは、美容液、UVカット、化粧下地の効果が1つになった高機能な日焼け止めのことで、強い日差しから肌を守りつつ、化粧持ちをアップさせ、きれいなベースメイクの仕上がりを長時間キープしてくれる優れもの。
数多くセレブを手がけるメイクアップアーティストのモリー・スターンも「紫外線から肌を保護するために、ふだんから日焼け止め入りの下地を使うのが大好きです」と米Well+Goodでオススメしている。
日焼け止め下地の選び方は?
日焼け止め下地を選ぶときに、まず確認しておきたいのは「化粧下地」としての機能がついているかどうか。日焼け止めの中には、化粧下地としての効果がなく、メイクを上から重ねると化粧崩れを起こしやすいタイプもあるため、パッケージなどに「化粧下地として使える」という記載があるか確認してみて。
また、肌タイプに合わせて質感を選ぶのもポイント。メイクアップアーティストのジェニー・パティキンによると、オイリー肌の場合は、余分な皮脂を抑えたり、毛穴の凹凸を整えてくれる日焼け止め下地を選ぶのがベスト。一方で、シリコン系の下地は毛穴を詰まらせる可能性もあるため、注意したほうがいいともジェニーは忠告する。
乾燥肌の場合は、保湿効果のある日焼け止め下地がオススメ。とくにホホバオイルやヒアルロン酸などの保湿成分を含んでいるタイプがいいそうで、ジェニーは「これらの美容成分が含まれているアイテムは、化粧崩れを防ぎながら、水ベースの保湿剤のようにすぐに乾燥しないので、一日中メイクがみずみずしく保たれます」とジェニーは言う。
プロ厳選!おすすめの日焼け止め下地3選
今回は、そんな美肌もUVカット効果も叶える「日焼け止め下地」のなかでも、プロも愛用するおすすめアイテムを2つ紹介。
1つめのアイテムは、ローラ メルシエの「ピュア キャンバス プライマー プロテクティング」。SPF30、PA+++のUVカットプライマーで、紫外線から肌を守りながらベースメイクの仕上がりとカラーメイクのキープ力を格上げ。
ニューヨークで活躍するメイクアップアーティストのサダ・サルツマンは「みずみずしいテクスチャーの化粧下地で、メイクに適切なキャンバスを作り上げてくれます」と話している。
2つめのアイテムは、米コスメブランドSuperGoop(スーパーグープ)の「グロウスクリーン SPF 40」。保湿力の高いSPF40のUVカットプライマーで、しっとりとしたパール感のあるツヤ肌に仕上げてくれる。
セレブを手がけるメイクアップアーティストのナム・ヴォは「とくにじめじめした季節は、ファンデーションをスキップして、この日焼け止め下地を塗った後に、気になる部分だけコンシーラーでカバーするのが好きです」と語っている。
忙しい朝のメイク時間をラクにしてくれる「日焼け止め下地」。いつも日焼け止めを塗り忘れがちという人はこれを機に取り入れてみては。(フロントロウ編集部)