アカデミー賞授賞式の司会者のギャラが明かされる
2019年に司会者の降板騒動が起きて以降、3年間にわたって“司会者不在”で授賞式が行われたアカデミー賞。今年は4年ぶりに司会者が復活し、エイミー・シューマー、レジーナ・ホール、ワンダ・サイクスの3人が司会進行を務めることが決まっているが、アメリカ国内だけでなく世界各地で中継放送されるアカデミー賞授賞式の司会者のギャラはいかほどなのか? 過去に2回、司会を務めたコメディアンのジミー・キンメルがその疑問に答えた。
ご存じの方もいると思うが、ジミーは自身の名前を冠したトーク番組『Jimmy Kimmel Live!(原題)』を持つ人気司会者で、2017年と2018年に2年連続でアカデミー賞授賞式の司会を務めた。
先日放送された『Jimmy Kimmel Live!』のゲストが今年のアカデミー賞授賞式の司会者のひとりであるワンダだったことから、その流れでギャラの話題になったのだが、ワンダは「(いくらもらえるか)最初はすごくワクワクしていたんですが…」と切り出すと、「今ある仕事のなかでもこれは逆にお金がかかりそうだと気づいてしまったんです」と本音をぽろり。
アカデミー賞授賞式のギャラがそれほど高額ではないことにジミーも同意すると、続けて「具体的な金額を言えますか?」とワンダに質問。彼女から返ってきたのは、「正直、わかりません。“スケール”くらいでしょうか」という答えだった。ワンダの言うスケールとは、アメリカの労働組合「SAG-AFTRA」に所属する人に適用されるもので、2022年の低予算映画のスケールは1日686ドル、1週間2,382ドルとなっている。
その答えを聞いたジミーは、「恐らくそれ以下でしょうね」と断言すると、「ちなみに、私はアカデミー賞の司会で15,000ドルもらいました。でも、私の場合は1人でしたからね。恐らく、あなたたちはそれを分けなければならないのでしょう」と自身が受け取ったギャラを暴露すると同時に、今年は司会者が3人いるのでギャラが3等分になることを同情した。
ちなみに、ジミーによると、司会者は授賞式当日のはるか前から色々と準備しなければならないそうで、「ひと晩でも大変ですが、そこに至るまで何ヵ月もかかっているんです」と司会者の苦労を語っている。(フロントロウ編集部)