フロントロウのインタビューで『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のマット・リーヴス監督が細かく語ってくれた、全削除されたバリー・コーガンの出演シーンが公開!(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のネタバレが含まれます。

全削除となったバリー・コーガンの出演シーンが公開!

 映画『ダークナイト』3部作や『ジョーカー』に続くDCコミックス原作の単独映画として世界的大ヒットを記録している『THE BATMAN-ザ・バットマン-』より、バリー・コーガン出演の未公開映像が公開された。

 マット・リーヴス監督はフロントロウのインタビューで、本作でのバリーの役名は“Unseen Prisoner(見えざる囚人)”であることを強調。そして「実は別のシーンをカットしています」と話し、精神病院のアーカムでバットマンとUnseen Prisonerが接触する内容であることを明かしてくれていた

 監督は、「(バットマンは)このUnseen Prisonerとアプローチを取ることでリドラーの心理に迫れないかと考えたわけです。でもそのことで、Unseen Prisonerがバットマンの心理をかき乱し始める」と説明してくれていたが、ついにその全貌が明らかになった。

 映像の冒頭では、Unseen Prisoner(ジョーカー)の不敵さが漂う後ろ姿が映し出される。リーヴス監督によるジョーカーは、現代的なファッションに身を包んでいる。バットマンに語りかけるジョーカーの顔はぼやけているが、映像の終盤でその目元がクリアに映し出される。その顔は見事な特殊メイクを施されており、最後に彼は“あの笑い声”をあげる。

 この映像の公開を受けて、バリー本人も反応! まず「言葉がないよ」とツイートした彼は、過去にジョーカーを演じたヒース・レジャーやジャック・ニコルソンらへの敬意を示し、「正直に言って言葉に詰まるけど、素晴らしい、素晴らしい俳優たちが演じてきたこの役をやることができて、本当に、本当に幸運です。これが僕のバージョン。楽しんで」と続けた。

 映像を見たファンの多くは、新たなジョーカーに熱狂。そしてそのなかには、良いシーンだが『ザ・バットマン』には必要なかったという意見もあり、リーヴス監督の判断は正しかったと感じさせる。

 また、現在は2本の『ザ・バットマン』スピンオフドラマの制作が進められており、1つはコリン・ファレル演じるヴィランのペンギンが主人公となるもので、1つはアーカムが舞台となっている。そのため、アーカムを舞台にしたスピンオフドラマに、バリーによるジョーカーが登場してほしいという声も多い。

 『ザ・バットマン』の続編については発表されていないが、大ヒットを記録したため、その制作が期待されている。そうなった場合、もちろんジョーカーの再登場も期待される。

(フロントロウ編集部)

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