『ウォーキング・デッド』最終章ニーガンの「衝撃展開」にファン唖然、制作ボスが口を開く

　※この記事には、『ウォーキング・デッド』シーズン11第14話のネタバレが含まれます。

『TWD』ニーガン、“マジか…”

　現在最終章となるシーズン11が放送中で、終わり向かって突き進んでいるドラマ『ウォーキング・デッド』。ダリルやマギーといった、10年以上前からシリーズに登場しているキャラクターたちと、シーズン11で姿を見せた新キャラクターたちの存在が絡み合うなか、第14話で衝撃の展開が発生した。

　ファンの度肝を抜いたキャラクターは、そう、ニーガン。

　ジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンは、シーズン7で極悪最恐の存在となった後、檻に入れられて数年を過ごしたが、ウォーカーもはびこり、生存者同士の戦いも激化する社会では諸事情から外に出ることになり、現在ではなんとも微妙な立ち位置に。

　そんななか、なんとニーガンが、結婚していた…！　しかも、妻のアニーは妊娠12週目！　妊娠中だったマギーの目の前で、マギーの夫であるグレンを惨殺したニーガンが、結婚。しかも1年後には父親に…。

　さらに、ニーガンは死んだ妻ルシールのことをいまだに愛しているというイメージが強かったため、多くのファンが状況を飲み込めない事態となった。

ニーガンはなぜ結婚したのか？

　『ウォーキング・デッド』といえば、人気キャラクターが突然殺されることで有名だが、この展開を予期していたファンはほとんどいなかっただろう。

　ショーランナーのアンジェラ・カンは米EWに、「ニーガンは立ち去った時にどのようなことをするのか？」ということについて、制作陣は話し合ったと明かす。そしてニーガンの性格を分析し、結婚させるという結論に至ったと説明した。

　「原作でのニーガンだけでなく、私たちがドラマのなかで作り上げてきたニーガンは、結局のところ一匹狼なタイプではないと考えています。彼は参加したいタイプです。彼はグループのなかにいたいし、社交的でありたいし、完全に外向的です。1人でいることは彼にとって死を意味するでしょう。だからあのグループとすぐにつるむようになると思います。彼の目標は静かにひっそりといることだったと思いますが、彼は非常に強く、美しく、楽しく、かっこいい女性に夢中になった。

　彼があのような人々を好むのは知っているでしょう。彼は、恋愛しているのが好きな男性だと思います。彼は結婚中も浮気を頻繁にしていて、サンクチュアリにいた時は多くの女性に自分と結婚するよう強制していた男性です。アルファとも関係を持った。だからこれは彼の性格の一部でしょう。でも今回は、相手に、そしてその関係に対して何か誠実なものを見つけていて、彼の変化の一部でしょう」

　確かに、よく考えたらニーガンは1人ではいられないタイプ。とはいえ、今ではマギーとグレンの子供であるハーシェルも、様々なことが理解できる年齢にはなり、ニーガンの存在と過去も知っている。

　マギーとハーシェルもいるなかで、そしてアニーは一切悪くないなかで、ニーガンへのなんとも言えない微妙な感情が渦巻くというもの。果たして今後、最終回までにニーガンには何か起こるのか…!? 　それとも、このまま何事もなく結婚が続き、子供も産まれるのか…!?

　ここにきての、この展開。『ウォーキング・デッド』制作陣に“やってくれたな…”と思わずにはいられない。

（フロントロウ編集部）