ブルース・ウィリスが俳優引退を発表
『ダイ・ハード』シリーズの主人公ジョン・マクレーン役で知られ、そのほかにも『パルプ・フィクション』、『フィフス・エレメント』、『アルマゲドン』『シックス・センス』、『シン・シティ』といった60作品以上の映画に出演した俳優のブルース・ウィリス(67)が俳優を引退することが、元妻で俳優のデミ・ムーアや現妻のエマ・ヘミングらのSNSを通じて発表された。
ブルースの引退は、いくつかの健康問題を抱えていることと、失語症の診断を受けたことがきっかけで決断されたものだという。
家族による声明をフロントロウが全文訳。
「ブルースの素晴らしいファンのみなさんへ。私たちの愛するブルースがいくつかの健康上の問題を抱えており、最近になり、認識能力に影響を及ぼす、失語症と診断されたことを家族としてお知らせします。さまざまな考慮を重ねたうえ、ブルースは彼にとって非常に大きな意味を持つキャリアから退くことになりました。今は私たち家族にとってとても困難な時であり、みなさんには、変わらぬ愛と思いやり、サポートを送っていただけるとありがたいです。私たちはこの局面を1つの強い家族として前進していきますが、ファンのみなさんにも思いをひとつにしていただきたいと思いました。みなさんにとって彼が大切であるように、彼にとってもみなさんが大切です。ブルースの口ぐせを借りて言うならば、『Live it up(大いに楽しみましょう)』。私たちは一緒にそれを実行していくつもりです。愛を込めて。 エマ、デミ、ルーマー、スカウト、タルーラ、メイベル、エヴリン。」
失語症とは
失語症とは失語症は言語障害の一種で、脳が損傷してしまったことが原因で聴く・話す・読むといった機能が失われた状態を指す。
具体的には、相手の話を理解できない、何か言おうとしても言葉が出てこない、言いたい言葉を間違えてしまう、言葉が上手く発音できない、相手の言うことを真似できない、文字や文が読めない、文字の意味が分からないといった症状があり、日常生活において意思疎通が難しくなってしまうこともある。
ブルースの症状がどれくらい進行しているかは現時点では明かされていないが、失語症という病気が役者にとっては致命的であるという事実は否めない。そのほかにも健康上の問題を抱えているということだが、ブルースとは2000年に離婚しながらも、3人の娘たちともども20年以上にわたって良好な関係をキープしていることで知られる元妻のデミは、3月19日のブルースの67歳の誕生日に合わせて、ブルースが元気そうな笑顔を見せるツーショット写真を公開していた。
(フロントロウ編集部)