レッド・ホット・チリ・ペッパーズが2,717個目の星をゲット
エンターテイメント界で成功したトップセレブにのみ名前を刻む栄誉が与えられる星形プレート、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(ハリウッドの殿堂)。これまでマイケル・ジャクソンやマリリン・モンロー、エルヴィス・プレスリーといったスターから、ミッキーマウスやゴジラなど世界中を沸かせたキャラクターまでの名前が星型のプレートに刻まれて飾られてきた。
そんな名だたるスターの名前が刻まれているハリウッドの殿堂に、人気ロックバンドであるレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下レッチリ)が仲間入りを果たした。
記念セレモニーには、レッチリのメンバーであるアンソニー・キーディス、フリー、チャド・スミス、そして2019年にバンドに戻ってきたジョン・フルシアンテの他に、レッチリの2枚目のアルバム『Freaky Styley』をプロデュースした後に仲を深めたジョージ・クリントン、ミュージシャンのボブ・フォレスト、俳優のウディ・ハレルソンなどが参加。
セレモニーでは、メンバーのフリーが「11歳のとき、この通りで物乞いをしていました。僕はこの通りを知り尽くしています。ストリートは僕を知っている。世界中を旅していても、この通りはいつも僕の一部だったんです」とコメント。
そしてアンソニーは米Varietyに「フリーと僕は、きれいに整備され、高級化され、現在のような魅力的な場所になる前からハリウッドの大通りに住んでいました。だから、大通りと星に繋がりがあります。僕はずっとそれを見てきましたから。時々、下を見るとニーナ・シモンとかがいて、『そうだ、この人は記憶されているべきだ!誰かがこれを見て、家に帰ってレコードを聴いてくれたらいいな』と思うんです。あるいは、時々、誰かを見て、『おぉ、なぜこの人がスターを手にしたんだ?変な話だ!』と思うこともあります。でも結局のところ、人々がガムを吐き出すためのクールで小さなオブジェなんです。そしてそれはエキサイティングなことなんです」と、ジョーク交じりにハリウッドの殿堂入りを果たしたことについて話した。
大通りが通行止めにされるほどファンが殺到
レッチリがハリウッドの殿堂入りの記念セレモニーを行なうことは、前々から発表されており、当日には多くのファンが殺到。米TMZによると、あまりにもファンが殺到しすぎていたため、警察が出動し、ハリウッド大通りが通行止めにされたという。
レッチリは、4月1日にジョンの復帰後初となるアルバム『UNLIMITED LOVE(アンリミテッド・ラヴ)』をリリース。約6年ぶりのアルバムを引っ提げ、6月からはワールドツアーを行なうことも決定している。(フロントロウ編集部)