腰のタトゥーがまさかのリバイバル
2000年代を代表するタトゥーデザインといえば、腰あたりに入れるタトゥー「トランプ・スタンプ(Tramp Stamp)」。
当時トレンドだった「ローライズジーンズ」やベロア素材の「トラックスーツ」、背中が大胆に開いた「オープンバックドレス」などファッションと相性が良かったこともあり、2000年代に人気絶頂だったシンガーのクリスティーナ・アギレラからブリトニー・スピアーズ、俳優のドリュー・バリモアまで多くのセレブが取り入れ、2009年にはトランプ・スタンプは入ったバービー人形が発売されるなど、世界的な大ブームを巻き起こした。
しかし、その後トランプ・スタンプは次第に時代になじまなくなり、2013年にはリアリティスターのニコール・リッチーやクロエ・カーダシアンも腰のタトゥーを除去するなど、一旦ブームは下火になっていった。
Y2Kの影響?Z世代を中心にブームが再燃
そんな2000年代に大流行したトランプ・スタンプが、いまオシャレに敏感なZ世代たちを中心に再び注目を集めている。
そのきっかけのひとつとされるのは、2000年代初頭に流行していたアイテムを取り入れる「Y2Kファッション」のリバイバル。
ベビーサイズのピタTやキャミソール、キッチュなアクセサリー、ローライズジーンズやプリーツミニスカートといったアイテムがこぞってカムバックし、その波はついにタトゥーデザインにまで波及したとみられる。
新しくトランプ・スタンプをゲットしたという21歳のTikTokユーザーのXochillは、「いますごくY2Kスタイルにハマっていて、じつは1年以上前からトランプ・スタンプが欲しいと思っていました」と英Metroでコメント。続けて、「私はたくさんのタトゥーを入れていますが、これまでに受けた中で最も痛かったですね。でもすごくセクシーなタトゥーなので、入れたこと自体は後悔していません」と説明。
また、同じくトランプ・スタンプを近々入れる予定だという21歳のJasminも「このタトゥーを入れたい理由は、女性らしくてセクシーで、そしてすごくクールだからです。もう(トランプ・スタンプを)ダサいと思っている人はいないと思います」と語っている。
(フロントロウ編集部)