『ブリジャートン家』のシーズン2で、2人の結婚式のシーンが無かったのはなぜ? そこには、ある1つの理由があった。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ブリジャートン家』シーズン2のネタバレが含まれます。

『ブリジャートン家』シーズン2の結婚式事情

 シーズン2が配信開始となったNetflixドラマ『ブリジャートン家』では、主人公が、シーズン1のダフネから彼女の兄アンソニーにバトンタッチ。アンソニーと、新キャラクターであるケイトの恋愛模様を描く。

 ジュリア・クインによる原作小説のシリーズ2冊目『不機嫌な子爵のみる夢は』を基にしたシーズン2では、アンソニーが結婚相手探し。彼は社交界いちの美女で理想的な候補であるエドウィーナに注目するも、彼女を守ろうとする姉ケイトからいちいち邪魔が入る。最初は対立していた2人だが、徐々に相手に惹かれていき…というストーリーになっている。

 あらすじは王道ラブコメなシーズン2だが、意外にも、最後にアンソニーとケイトの結婚式が描かれることはなく、6カ月にわたるハネムーンを楽しんだ2人の姿が描かれた。この展開は予想外だった視聴者もいると思われるが、そこには、制作陣のある判断があった。

 シーズン2の最後の2エピソードである第7話と第8話の監督を務めたシェリル・デュニエが米Insiderに話したところによると、2人の結婚式が描かれなかったのは、「その前に大きな結婚式があった」から。

 この結婚式とはつまり、第6話で起こったアンソニーと、ケイトの妹エドウィーナの結婚式のこと。監督によると、彼女はその意思決定には参加しなかったそうだが、その判断には納得しているそうで、「あんなに(挙式が)豪華だったドラマのなかに結婚式が2つ。ひとつ(豪華な挙式を)やったあとにもう一つできないでしょう」と話した。

 少し残念にも思えるが、本作のショーランナーであるクリス・ヴァン・デューセンは、シーズン2を「信じられないほど慌ただしく、エネルギッシュで、セクシーな敵同士から恋人になるというラブストーリー」と表現しており、その過程を楽しむ物語だと考えれば納得?  

 ちなみに、本シーズンでもラブシーンはあったが、シーズン2からは新たな撮影方法が編み出されたそう。アンソニー役のジョナサン・ベイリーによると、その際に使用するのは、なんと「半分ほど膨らんだネットボール」。これがあれば、「相手に直接触れなくても出来る動きがある」そうで、ラブシーンの撮影でも安全が守られていたという。

(フロントロウ編集部)

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