『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』の撮影現場で起こったほっこりエピソードを、クワイ=ガン・ジンを演じたリーアム・ニーソンが明かした。(フロントロウ編集部)

撮影現場でR2-D2とハグしたのは…

 『スター・ウォーズ』プリクエル3部作でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーと、アナキン・スカイウォーカーが演じたヘイデン・クリステンセンがカムバックするドラマ『オビ=ワン・ケノービ』の配信が、5月27日に迫っている。2005年に『スター・ウォーズ/シスの復讐』が公開されてから17年が経った今、ふたたび2人の姿を見られることに、世界中のファンが歓喜している。

 そして、プリクエル3部作では、そのほかにも多くの人気キャラクターが登場した。ナタリー・ポートマンのアミダラ姫はもちろんのこと、クワイ=ガン・ジンやダース・モール、ジャンゴ・フェットやボバ・フェットなど、ハロウィンで仮装したことがあるファンも多いはず。

 『スター・ウォーズ/ファントム・メナス』でオビ=ワンの師匠であるクワイ=ガン・ジンを演じたリーアム・ニーソンは、スピンオフドラマには戻ってこないが、“弟子”のユアンがふたたび同役を演じることで、当時の撮影の思い出が記憶によみがえってくることはあるよう。米Screen Rantのインタビューで「撮影したのが24年前のことだなんて信じられない」と反応したリーアムは、彼の息子がセットを訪れた時の出来事を振り返った。

画像: 撮影現場でR2-D2とハグしたのは…

 「私の息子、マイケルは2歳でした。ベビーシッターが息子をセットに連れてきて、ランチタイムだったんです。なので私は彼を抱っこしてセットの中を歩いていました。そして、そこにR2-D2が停められていたんです。息子は鉄でできたその奇妙な物を私の腕のなかから見て、こう(腕を伸ばすジェスチャーとともに)した。だから息子を下ろしたところ、よちよちと歩いていって、R2-D2をハグし始めたんです。それはとても興味深いと思ましたね。息子は2歳で、『スター・ウォーズ』について何も知らなかったし、どの映画も見たことがなかったのに。ただただ可愛かったですよ」

 『スター・ウォーズ』を見たことがなければ、人型ではなく、白と青でデザインされた機械のR2-D2が、人間とコミュニケーションが取れる知能を持つキャラクターであるとは分からないはず。にもかかわらず、幼い子供が純粋な目でそれを見て、ハグをしたいと思うというのは、それだけR2-D2のデザインが優れているということだろう。

 また、『ファントム・メナス』ではジェイク・ロイドが演じた子供時代のアナキン・スカイウォーカーも可愛らしかったが、リーアムの息子は当時さらに幼く、そんな小さな子供がR2-D2に自らハグしにいく様子というのは想像しただけで可愛い。

 リーアムはその出来事を監督のジョージ・ルーカスにも話したそうだが、監督の反応は、「そうなんだよ。R2-D2は子供にそうさせるんだ」というものだったとのことで、1977年から『スター・ウォーズ』の世界を構築してきた監督はすでに知っていることだったよう。

(フロントロウ編集部)

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