2018年米公開の映画『アクアマン』でヒロインのメラを演じた俳優のアンバー・ハードが、2022年12月に公開予定の続編『アクアマン2』に出演しない可能性があったことが明らかに。(フロントロウ編集部)

アンバー・ハードが『アクアマン2』で降板の危機に直面していた

 2018年にアメリカで公開されたDCEU(DCエクステンデット・ユニバース)の映画『アクアマン』でヒロインのメラを演じた俳優のアンバー・ハードが、2022年12月公開予定の続編『Aquaman and the Lost Kingdom(原題)』(以下『アクアマン2』)で降板の危機に直面していたと米Puck Newsほか複数のメディアが伝えている。

 『アクアマン2』では、アンバーに加え、主人公のスーパーヒーロー、アクアマンことアーサー・カリー役のジェイソン・モモアや、オーム王役のパトリック・ウィルソン、ネレウス王役のドルフ・ラングレンが続投することがすでに決まっているが、製作陣がその裏である懸念を抱えていたことが明らかに。

画像: ©︎DC COMICS/DN ENTERTAINMENT/WARNER BROS / Album/Newscom

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 製作陣が不安視していたとされるのは、ジェイソンとアンバーの“相性”。

 ご存じの方も多いと思うが、アンバーは元夫で俳優のジョニー・デップと法廷闘争を続けており、そのことを理由に一部のファンがアンバーの降板を求めて署名運動を行なうという出来事があった。このとき、続編のプロデューサーを務めるピーター・サフランは米Deadlineとのインタビューで、「ファンからのプレッシャーに私たちが屈することはありません。(中略)メラ役はアンバー・ハードしか考えられません」と断言し、アンバーをメラ役から外すという考えはまったく無いことを明かしていたが、DCフィルムズのウォルター・ハマダ社長は別の理由でアンバーの降板を検討していたようだ。

 先週、ジョニーがアンバーを名誉毀損で訴えた新たな裁判が始まったが、Puck Newsによると、その裁判で証拠のひとつとして提出されたハマダ社長の宣誓証言に、劇中でロマンスを繰り広げるジェイソンとアンバーのあいだにケミストリーが感じられず、続編を制作するにあたってそのことを懸念しているという内容の供述が含まれていたという。この宣誓証言はまだ一般には公開されておらず、今後、裁判で開示される予定となっている。

 ちなみに、最終的にアンバーは『アクアマン2』に出演することで落ち着いたが、法的問題を抱えていることを理由に出演料アップのための交渉ができなかったと報じられている。(フロントロウ編集部)

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