今年の夏はナチュラルカラーが人気
気軽に季節感を取り入れられるコスメといえば「リップ」。新しいカラーにもチャレンジしやすく、唇にひと塗りするだけで、一気に夏らしいトレンド顔に導いてくれるアイテム。 マスク生活も3年目に突入し、リップバームやオイルなどのケア製品から、今年はシアーな発色のリップスティックが注目を集めるなど、少しずつ華やかなリップメイクを楽しむ傾向もみられている。
そうなると気になるのはトレンドのリップカラー。この夏はどんなリップカラーが流行るのか、セレブを手がけるメイクアップアーティストたちが予想した。
オレンジレッド
メイクアップアーティストのアニア・ミルチャージクによると、今季の赤リップは柔らかなオレンジレッドがおすすめ。とくにツヤ感のあるオレンジレッドは、オレンジ系が苦手なブルーベースの人でも肌になじみやすく、黄ぐすみしないのが魅力的。
また、メイクアップアーティストのニコル・クジロいわく、今年のイチオシは指塗り。「指塗りはナチュラルな仕上がりですし、指先の温かさで唇に(リップの)色素が自然になじむので、リップがにじみにくくなり、長時間キープされます」と二コルは言う。
唇の色に近い「ローズピンク」
メイクアップアーティストのグレース・ペイによると、今年は唇の色に近いローズ系のピンクリップがトレンドの予感。グレースは「今シーズンは、唇がほんのり色づいたようなピンクリップがトレンドになると思います。自然な唇の色に似ていますが、よりベターな感じです」と米Bustleでコメント。
ピンクリップの塗り方については、直接スティックで塗るよりも、赤リップと同じように口紅を指先にとってトントンと指で塗ったほうが、自然な発色で今っぽく仕上がるともアドバイスした。
夏らしくジューシーな「ブライトコーラル」
メイクアップアーティストのモリー・R・スタンによると、夏らしいジューシーな色合いの「ブライトコーラル」も注目のリップカラー。
なかでも、モリーのオススメはアルマーニ ビューティーの「リップ パワー(393)」。鮮やかな発色のコーラルリップで、上品なサテンの質感が洗練された印象を演出してくれるそう。
透明感たっぷりの「クリアグロス」
メイクアップアーティストのマリ・トーマスいわく、今年は光沢感のあるリップグロスが豊作。なかでも、2000年代に大流行した透明タイプの「クリアリップグロス」はZ世代を中心に絶大な人気を集めており、このトレンドはしばらく続くだろうとマリは予想する。
クリアリップグロスの使い方について、マリは「透明で光沢感のあるリップグロスは、単体使いでもじゅうvいいですが、リップライナーや口紅の上に重ねて使うのもオススメです」と英Glamourで話している。
90年代ムード漂う「ヌードベージュ」
メイクアップアーティストのアッシュ・K・ホルムによると、今季のトレンドリップカラーのなかでも絶対に外せないのが、90年代を彷彿とさせる「ヌードベージュ」。アッシュは「とくに(リップライナーで)輪郭を縁取ったヌードリップのトレンドはなくならないでしょう」と予想。
一方で、90年代のときのような「マットタイプ」のヌードベージュだと、少し古臭い印象を与える恐れがあるため、ほのかなツヤのある「サテンリップ」を選ぶようアドバイスする。
有名メイクアップアーティストたちが明かす夏のトレンドリップカラー。どれも明るく取り入れやすいカラーなので、夏気分も上がりそう。もちろん春服ともマッチするので、ひと足早くチェックしてみては。(フロントロウ編集部)