若かりし日々のマッツ・ミケルセン
映画『007 カジノ・ロワイヤル』では、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドの敵ル・シッフルを、ドラマ『ハンニバル』では猟奇殺人鬼ハンニバル・レクターを、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』ではジュード・ロウ演じるダンブルドアの敵で闇の魔法使いであるグリンデルバルドを演じ、そのどれもが“完璧なキャスティング”だと評価されているマッツ・ミケルセン。
そんな彼は、元々はダンサーとして活躍していた経歴を持つ。デンマークで生まれたマッツは、その地でバレエを習い始め、バレエの修行のために渡米。アメリカのニューヨークで2年間修業した後にデンマークに戻り、現代バレエカンパニーに所属した。
幼少期のマッツは、おかっぱ頭をキープしていたよう。マッツ本人が当時の写真をインスタグラムに公開している。
最近では、年齢を重ねたからこそ出る渋さと、元ダンサーであり、今でも体型をキープしていることでの身のこなし、スーツといったフォーマルな衣装が多いキャラクター役への起用などが理由となって、ダンディな男性というイメージからも人気が高いマッツ。
しかし、ダンサーだった頃は長髪で、もちろん衣装もダンスが踊れるようなものであるため、今とはまた違った印象の姿を見ることができる。
マッツが本格的に俳優として活動し始めたのは30代に入ってから。出演作で演じたキャラクターのタイプも外見も様々で、ドラマ『Rejseholdet(原題)』では坊主姿に!
マッツはインスタグラムに自身の過去の写真を投稿することが多く、その秘蔵写真は多くのファンを歓喜させている。
ちなみに、マッツと似ていると言われることがある『ロード・オブ・ザ・リング』や『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセンは昔からの知り合い。やっぱり、2人を知らない人が2人は兄弟だと言われれば信じるだろうほど似ている…!
デンマークで活躍していたマッツが、世界にその名を知られたのは、その存在感をもってすれば当然かもしれない。デンマーク映画は日本にそこまで多く入ってきていないが、マッツが出演した『プッシャー』や『ブレイカウェイ』、『しあわせな孤独』、『ウィルバーの事情』などは見ることができる。母国語で話すマッツが見られ、ストーリーも面白い良作たちは要チェック。
(フロントロウ編集部)