背中ニキビができる原因って?
皮脂腺が多い背中は、もともとニキビができやすい部位。汗などによるムレ、皮脂、汚れ、摩擦などの刺激によって肌トラブルを起こしやすいだけでなく、背中は手が届きにくいため、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しによる汚れも、背中ニキビの原因のひとつだとされている。
ニューヨーク市の皮膚科専門医であるジャネット・グラフ医師によると、背中ニキビを防ぐうえでとくに気をつけたいのは「コンディショナー」。
グラフ医師いわく、髪の表面をコーディングして保護するコンディショナーには、油分などの毛穴を詰まらせる成分が多く含まれており、「背中のニキビの再発の原因になっている恐れがあります」と米Makeup.comで説明。
続けて、「とくに濃厚なオイルベースのコンディショナーは、背中にすすぎ残しがあると、肌の毛穴を詰まらせてニキビを引き起こす可能性があります」とグラフ医師は忠告する。
背中ニキビを予防するには?
グラフ医師によると、コンディショナーによる背中ニキビの発生を防ぐポイントは、すすぎ残しがないように、しっかり時間をかけて丁寧に洗い流すこと。
グラフ医師は「コンディショナーの油分は、ボディウォッシュを使ってしっかり洗い流しましょう。ニキビの軽減に役立ちます」と助言。とくにニキビができやすい肌や敏感肌の人には、肌にやさしいキールズ(kiehls)の「ジェントルボディ クレンザー」がおすすめだという。
もうひとつの方法は、コンディショナーを洗い流した後に、背中や肩に毛先が触れないように髪をクリップやゴムでまとめておくこと。こうすることで、コンディショナーのすすぎ残しなくキレイに洗い流すことができるそう。
それでも背中ニキビが気になる場合は、ニキビができにくい成分を配合したコンディショナーに切り替えるのもひとつの手。グラフ医師は「背中のニキビに悩んでいるなら、ティーツリーオイルを配合したコンディショナーに替えてみるのもいいですね」とアドバイスした。
コンディショナーは、髪のツヤやうるおいを保つために欠かせないアイテムでもあるので、背中ニキビを増やさないためにも上手に付き合っていくことが大切。まずは洗髪時にコンディショナーのすすぎ残しはないか、洗い方や乾かし方などを見直してみては。(フロントロウ編集部)