ナプキンがトイレに常備されていないことを社会課題と捉え、トイレ空間の再定義を行う「トレルナプロジェクト」の実証実験が全国5都市9箇所でスタート。対象のトイレには、生理用ナプキンを無料で受け取れる新サービスのベータ版「toreluna」が設置される。(フロントロウ編集部)

スマホをかざせばナプキンが受け取れる「トレルナプロジェクト」

 「トレルナプロジェクト」は、オンラインピル処方サービス「スマルナ」を展開する株式会社ネクイノが、6団体の共創パートナーとともに新たにスタートさせたプロジェクト。カラダや性の「しかたない」を「しかたなくない」と言える、ココロとカラダが健康でワタシらしい人生を選べる世の中を目指す株式会社ネクイノは、これまで教育機関と連携し、自由に生理用品を使える環境と気軽に相談できる機会の提供を行なってきた。

画像1: スマホをかざせばナプキンが受け取れる「トレルナプロジェクト」
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 そんななかより大きな社会の変革として、公共の場にいつ生理になっても安心できる環境を提供したいと考え、トイレットペーパーがトイレに常備されているように、生理用ナプキンがトイレで受け取れる新しい当たり前をつくるべく、「この一枚をあたりまえに」を合言葉に「トレルナプロジェクト」を発足した。

 「トレルナプロジェクト」では、生理用ナプキンが受け取れるデバイス「toreluna」を数カ月にわたって実証実験。スマホアプリ(ベータ版)とトイレ内のディスペンサーが連動することで、ナプキンが無料で受け取れる。

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【使用方法】
①torelunaが設置されているトイレに入室
②torelunaのアプリをダウンロード
③アプリを起動し、デバイス横にあるQRコードをアプリ上で読み込みナプキンを受け取る
(1回1枚|無料)
※ナプキンを1枚受け取るとアプリ上で2時間ロックがかかります
※1カ月に受け取れるナプキンの枚数は7枚が上限です

画像4: スマホをかざせばナプキンが受け取れる「トレルナプロジェクト」
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 ちなみに「toreluna」が設置されているトイレ個室に入るとデジタルサイネージに一定時間のお知らせ映像が表示され、持続的にサービスを提供できる仕組みとなる予定で、利用者が「有効な情報を受け取る」ことができる広告モデルを基盤としながら、事業拡張を目指すという。

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【実証実験スケジュール】
・イオンモール幕張新都心:5月9日(月)~/グランドモール1F・2F・3Fフードコート近くのトイレ/6箇所
・イオンレイクタウンkaze:5月10日(火)~/2F中央トイレ/10箇所
・南海電鉄:5月13日(金)~/なんば駅・なんばCITY・なんばパークス・なんばスカイオ・パークスタワー /5箇所
・泉北高速鉄道:5月13日(金)~/泉ケ丘駅/1箇所
・東急プラザ渋谷:5月18日(水)~/6F/4箇所
ほか随時実施予定
※日程は変更の可能性がございます。

(フロントロウ編集部)

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