明るめ&透明感たっぷりのハイトーンカラー「マリリン・ブロンド」
いま海外で話題を集める「マリリン・ブロンド(Marilyn Blonde)」とは、かぎりなくホワイトに近いクールトーン(寒色系)のブロンドヘアのこと。
その名称からも分かる通り、50年代に女優・モデルとして活躍した伝説のセックスシンボル、マリリン・モンローのトレードマークである“プラチナブロンド”から着想を得たヘアカラーで、日本では「ホワイトアッシュ」や「ホワイトベージュ」などと呼ばれることもある。
そんなマリリン・ブロンドの最大の特徴は、ワンカラー(1回染め)ではないこと。
英ヘアサロンRainbow Room Internationalでアーティスティック・ディレクターを務めるディラン・ブリテンは「このヘアカラーは、たしかにプラチナブロンドからインスピレーションを得ていますが、髪全体をワンカラーで染めるのではなく、ハイライトとローライトのテクニックを取り入れているので、よりラグジュアリーな雰囲気に仕上がっています」と英Glamourで説明。
続けて、ディランは「また、このヘアカラーの良いところは、暖かすぎず、冷たすぎず、どんな肌色にも似合うところです。すこし長めの切りっぱなしボブや、いまトレンドのウェーブヘアと組み合わせれば、ヘアカラーと相まって、髪の動きがより際立ちます」とも話している。
マリリン・ブロンドを“現代的に”仕上げるポイント
マリリン・ブロンドは、基本的には髪の色素を抜く「ブリーチ」を施してから、ホワイト系のハイトーンカラーを入れて仕上げるのが鉄板。
最近では、ブリーチなしでも明るい髪色に仕上がるカラー剤なども多いが、透明感のあるホワイトカラーにしたい場合は、ブリーチしたほうがきれいに仕上がるとディランは言う。
現代的な雰囲気に仕上げるポイントとしては、「ハイライトとローライトのテクニックを組み合わせるのがオススメですね。髪に信じられないほどの輝きを与えるだけでなく、従来のプラチナブロンドヘアよりも、トレンド感のあるソフトな仕上がりになります」と助言。
また、ディランは「ローライトの代わりにシャドウルーツ(あえて根元の黒い地毛を残すヘアカラー方法)と組み合わせるのもいいですね」とコメント。
ディランは「シャドウルーツをベースカラーにして、そこにハイライトを細かく入れるベビーライツを加えれば、よりナチュラルな雰囲気を作り出しながらも、髪に立体感と奥行きを与えることができます」と勧めている。
マリリン・ブロンドのヘアケア方法
マリリン・ブロンドの美しいハイトーンカラーをなるべく長持ちさせたい場合は「シルバーシャンプー」を使うのがオススメ。
シルバーシャンプーとは、灰色の色素が入ったカラーシャンプーのことで、髪の赤みや黄ばみを防ぐ効果があるので、とくにマリリン・ブロンドのようなホワイト系カラーの色持ちを良くするのにはうってつけのアイテムだとディランは言う。
ほかにも、オラプレックス(OLAPLEX)の洗い流さない集中トリートメント「No.8 ボンドインテンスモイスチャーマスク」のような、髪のダメージ補修力や毛髪耐力を高めるヘアケア製品を取り入れるのも良いそう。
セレブもこぞって取り入れている、今季大本命のマリリン・ブロンド。これまで明るい髪色にチャレンジしたことがない人も、これでハイトーンデビューしてみては。(フロントロウ編集部)