環境問題への意識が高まり、海外では電化製品にもサステナブルの波が到来。環境に配慮した素材でできたテック製品や、プラごみの出ない調理器具など注目のアイテムを3つご紹介。(フロントロウ編集部)

環境に配慮したユニークな電化製品に注目

 スマートフォンをはじめとしたハイテクな電化製品は毎日の生活を便利にしてくれる、欠かせないアイテム。でもそんな電化製品には、その生産や使用、廃棄といったサイクルによって環境を汚染してしまうという側面もある。

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 そんな問題に取り組むため、日本では「家電リサイクル法」や「小型家電リサイクル法」などが施行されているなか、海外では素材や使用時の環境負荷を軽減するユニークな発想の電化製品が増加中。

 海外で話題を呼んでいる、環境に配慮したサステナブルな電化製品を3つご紹介。

長く使えてエシカルなスマートフォン「Fairphone」

 近年とくに海外で話題を呼んでいるのが、オランダ発スタートアップ企業であるFairphone(フェアフォン)が手掛けるスマートフォン「Fairphone」。

 「Fairphone」の特徴は、リサイクルされたプラスチックやポリカーボネートなど環境負荷の少ない素材を使用し、フェアトレードにこだわってつくられていること。スマホの製造にはたくさんの鉱物が使われるけれど、「Fairphone」は紛争地帯の武装勢力の資金源となる鉱物を使用せず、すべての取引先がWebサイトで公開されている。

 さらに誰でも分解して修理できるのも魅力で、壊れた部分があればそのパーツを自分で取り換えて使用できるので、捨てずに長く使い続けることが可能。しかも壊れたパーツは、返送すると100%リサイクル・リユースされる。「Fairphone」は残念ながら現状日本で使用することはできないがSNSなどで注目度が高まっているので、日本のスマホ市場にもサステナブルの波が到来する日が来るかも。

エコ素材でできたHouse of Marleyのイヤホン

 ボブ・マーリーの魂を受け継ぐオーディオブランドHouse of Marleyは、環境に配慮した素材を採用したスピーカーやターンテーブルを展開。そんなHouse of Marleyのアイテムの中でもとくに大人気なのが、ワイヤレスイヤホンの「Champion」。

 「Champion」は、再生可能な竹や天然木繊維複合材、リサイクルされた REGRIND™シリコンなどサステナブルな素材でできたワイヤレスイヤホンで、パッケージもプラスチックごみの削減を意識してFSC™認証材やリサイクル可能な再生紙が使われている。

 イヤホンとしても機能性もばっちりで、1回の充電で約8時間の音楽再生、充電ケースを使用すれば最大約28時間の音楽再生が可能。さらに耐久性に優れ、汗に強いIPX4防水仕様となっている。高性能ながら9,000円前後というリーズナブルな価格設定で、日本でも購入できる。

プラごみの出ないコーヒーメーカー「frescopod」

 コーヒーメーカーなどのコーヒーに関する電化製品も、多くの家庭に欠かせないアイテム。そんな自宅でのコーヒータイムにサステナブルな発想を取り入れたのが、アメリカ発の最新家電「frescopod」。

 「frescopod」は、カプセル式のコーヒーメーカーで使用するカプセルを、100%生分解性フィルター素材でつくれるマシン。カプセル式のコーヒーメーカーは、使うたびにプラスチックのごみが出てしまうけれど、「frescopod」ならその心配はなし。土に還るフィルターとコーヒーのくずしか残らないエコなアイテムとなっている。

 「frescopod」は今のところ日本では購入できないけれど、繰り返し使えるフィルターを使ったり、量り売りでコーヒー豆を買ったりといった工夫もできるので、環境に配慮したい人は要チェック。

 海外で話題を呼ぶサステナブルな電化製品。ユニークな発想で環境に配慮したハイテク製品は、まだまだこれからも増えていきそう。(フロントロウ編集部)

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