シンガーのジャスティン・ビーバーが、米ニューヨーク州バッファローで発生した銃乱射事件の被害者を追悼すると同時に人種差別と戦うよう呼びかけた。(フロントロウ編集部)

ジャスティン・ビーバーが黒人を狙った銃乱射事件に憤り

 現在、アルバム『Justice(ジャスティス)』を引っ提げたワールドツアーの真っ只中にあるシンガーのジャスティン・ビーバーが、米ニューヨーク州バッファローで行われたコンサートで、その数時間前に現地で発生した銃乱射事件の被害者を追悼すると同時にファンに人種差別と戦うよう呼びかけた。

 ご存じの方も多いと思うが、現地時間5月14日、バッファローのスーパーマーケットで銃乱射事件が発生し、10人が死亡、3人が負傷した。被害者13人のうち11人が黒人で、容疑者の男は白人至上主義者を主張していることから、警察はヘイトクライム(憎悪犯罪)とみて捜査を進めている。

 ジャスティンは会場に集まったファンに向かって、「知ってのとおり、街は悲劇に包まれている。今夜はその人たちに敬意を表し、黙祷を捧げたいと思う。それは僕にとって大きな意味を持つ」と言うと、続けて「この世界にはたくさんの分断がある。多くの人種的な不公平がある。僕も君たちも知っているように人種差別は悪で、極悪非道だ。僕たちにできるのは、違いを生み出す人になることだ。僕たちは友人や家族、愛する人たちと会話を続け、その人たちの味方であり続けることができる」語った。

 ちなみに、ジャスティンがインスタグラムで公開した別の映像には、コンサート直前、バックステージでツアーのスタッフやダンサーたちと肩を組みながら、「君たちも何が起こったか聞いただろう。かなり恐ろしいことだ。でも、僕は今夜を楽しみにしてる。ステージに立って、自分たちの得意なことをやって、楽しい時間を過ごし、(こんな悲しいときだからこそ)街に喜びをもたらしたいと思ってる」と声をかける様子も映っていた。(フロントロウ編集部)

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