爪が黄ばむのはなぜ?
セルフやサロンで取り入れるネイルはやめられないほど楽しい一方で、オフした後にはトラブルがつきもの。爪が欠けたり割れたりとダメージが表れることも。
そしてオフしたときにもう1つ気になるのが、爪が黄色く変色すること。そんな爪の黄ばみにはタイプがあり、それぞれ原因が異なるのだという。皮膚科医が教える、その原因をご紹介。
ポリッシュや薬剤の色素沈着
爪の黄ばみの原因としてかなり多いのが、色素沈着によるもの。爪の治療を専門に行なう皮膚科医のミケーレ・グリーン医師は、「ポリッシュのカラーやジェルネイルをオフするときのリムーバーによって、爪が黄色く変色することがあります」と米Byrdieで説明。
グリーン医師によるとこの原因による黄ばみなら、深刻に心配する必要はなし。セルフネイルならポリッシュを塗る前にベースコートを塗り、ジェルネイルの場合はアセトンフリーのジェルネイルリムーバーを選ぶことで防げるという。
スカルプによる爪の乾燥
とくにスカルプネイルをしている人に多いのが、爪の乾燥による黄ばみ。硬いアクリル素材を爪に接着するスカルプネイルは、爪が乾燥して脱水症状に陥りやすく、それによって爪が黄色く変色しやすくなるのだとか。
さらにグリーン医師によると、スカルプネイルに使用する化学物質が爪の水分を吸収することもよくあり、それによって一層黄ばみやすくなるという。この原因で黄ばんでしまった場合は、ひとまずスカルプネイルをお休みするのがベター。ネイルオイルなどでケアしつつ、一時的に爪を休ませることが大事だと明かした。
【おまけ】ネイルとは直接関係ない原因も
爪が黄ばむ原因には、セルフやサロンでのネイルが直接の原因ではないものも。グリーン医師は、「ビタミンやミネラルの欠乏や、喫煙などが原因で爪が黄色く変色することもまれにあります」とコメント。この場合は、不足している栄養素をサプリなどで補ったり、喫煙量を減らしたりすることが大事だという。
また、長期間経っても変色が改善されない場合には、爪が何らかの感染症にかかっている可能性もあるため、医師に相談するようアドバイスした。
ネイルのオフ後に気になる爪の黄ばみの原因。爪は健康のバロメーターとも呼ばれるパーツなので、常にネイルをしているという人も、定期的なチェックを怠らないようにして。(フロントロウ編集部)