フロントロウ編集部のFurudateが次に読むのは、ロビン・ウォール・キマラーの『植物と叡智の守り人』。(フロントロウ編集部)

北アメリカの先住民族であるポタワトミ族の植物学者、ロビン・ウォール・キマラー氏による『植物と叡智の守り人』はアメリカで2013年に出版されたノンフィクション本で、タイトルだけだと内容がわかりにくいですが、ネイティブアメリカンの文化や自然史、植物学、環境保護をテーマに、自然と人間のあり方をユニークな視点でつづった1冊です。
フロントロウにもたびたび登場するシンガーのカミラ・カベロが、GQの動画で紹介していたのがきっかけで存在を知り、気になって調べているうちに「私も読んでみたいな」という気持ちに。ちなみに、カミラは本の表紙に描かれている編んだスウィートグラス(ドジョウツナギ)のタトゥーを入れるほど心酔していて、それもこの本に興味を惹かれた理由のひとつ。
カミラいわく、「先住民の知恵と植物に関するこの本は、私の人生を変えました。この本を読んだ後、私は地球とそこに住むすべての人々を同じように見ることはできないだろうと思いました」とのことなので、読む前と読んだ後で自分自身にどんな変化があるのか期待しています。

『植物と叡智の守り人』
ロビン・ウォール・キマラー著 三木 直子訳 築地書館
発売中
(フロントロウ編集部)