モニカ・バルバロがトム・クルーズとの初対面を振り返る
映画『トップガン マーヴェリック』にフェニックスことナターシャ・トレース役で出演する俳優のモニカ・バルバロが、同映画の主演俳優であるトム・クルーズと最初に会ったとき、緊張しすぎて“自分の名前”をど忘れしてしまったことを米人気トーク番組『The Late Late Show(原題)』で明かした。
トムがプライベートでも親しくするコメディ俳優のジェームズ・コーデンが司会を務める同番組に、トムと一緒に出演したモニカは、普段の自分はミーハーではなくスターに魅せられることはほとんどないと前置きしたうえで、「私たちはみんな廊下に立っていて、クールに振る舞っていました。トムは廊下を歩いていたんですけど、突然、足の感覚がなくなってしまったんです」と言うと、「『私が最後よ。クールに』と自分に言い聞かせました。トムが握手してくれて、私の目をじっと見つめたんです。そして、私は自分の名前を忘れました(笑)」と笑いながら振り返った。
モニカいわく、自分の名前を忘れてしまってあたふたするモニカを見て、トムは“彼女は大丈夫か?”といった様子で少々困惑していたそうで、さらに、その一部始終をペイバック役のジェイ・エリスが少し離れたところからニヤニヤしながら見ていたという。
横で話を聞いていたトムは、「初めてモニカに会ったとき、彼女は本当にクールで落ち着きのある女性だと思いました」と優しい言葉を投げかけた。
ちなみに、モニカにとって映画界のアイコン的存在であるトムと一緒に仕事をできたことは大きな収穫になったそうで、「ある日、トムが自分が変えたディテールと、その理由を説明していたのを覚えています。彼は、昨晩、“『カサブランカ』を観ていたんだ”と何気なく言ったのですが、歴史的な名作をつねに研究していることが、彼のクリエイティブな判断のすべてに影響を与えているのだと思いました。撮影現場では毎日、この映画を時代を超越した作品にすることの重要性を話し合っていました」と語っている。(フロントロウ編集部)