ユアン・マクレガー、アレック・ギネスこそがオビ＝ワン
映画『スター・ウォーズ』プリクエル3部作でオビ＝ワン・ケノービを演じ、自身が主演を務めるスピンオフドラマ『オビ＝ワン・ケノービ』がついに本日より配信開始となったユアン・マクレガー。
彼が最初にオビ＝ワンを演じたのは、20代後半でのこと。そして『シスの復讐』公開時は34歳だったユアンは、今年で51歳となった。ドラマ自体は『シスの復讐』より10年後を描くものだが、彼は約20歳の年を重ねた。
とはいえ、オリジナル3部作でオビ＝ワンを演じたアレック・ギネスはまだまだ年上で、ユアンはプリクエルとオリジナルの間を語るのによい年齢となった…、と感じていたファンは少なくないはずだが、ユアンは先日出演したオーストラリアのトーク番組『The Project』のなかである事実を指摘した。
「（オビ＝ワンは）私にとってはいつでもアレック・ギネスなんです。オビ＝ワンを演じる時は、いつでもアレック・ギネスのセンスを持っていなければいけない。そして今、私は彼の年齢に近づいています。彼が（『スター・ウォーズ』を）作った時に63歳だったことに気づいていませんでした。私は彼の年齢に近づいていますね（笑）。彼に近づくにつれ、より一層彼のようにならなくてはいけないのでしょう」
白い髪と髭を生やし、ルークの師匠で祖父のようなオビ＝ワンを演じたアレックだが、当時まだ63歳だった！ そのスタイルにもよるが、白い髪と髭のキャラクターが年配だと思われがちで、演じた俳優の実年齢に驚きが生まれることはあり、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で博士のドクを演じたクリストファー・ロイドは、公開当時まだ47歳。
また、これはアレックが老けているというより、時代の変化もあるはず。2022年の現代では60代の人々はまだまだ若く、俳優でいえば、今年で60歳のトム・クルーズ、61歳のジョージ・クルーニー、63歳の渡辺謙、64歳のゲイリー・オールドマンなどに“おじいちゃん感”はない。
ユアンも、プリクエルを演じた時の自分の年齢よりも、アレックの年齢のほうが近くなっていることに笑いながらも、彼の背中を追い続けるという信念を見せた。
（フロントロウ編集部）
