レディー・ガガが歌う『トップガン マーヴェリック』の主題歌「ホールド・マイ・ハンド」
5月27(金)に遂に封切られ、日本でも11億円以上の興行収入をあげて週末のNo.1映画となったトム・クルーズ主演の最新作『トップガン マーヴェリック』。
1986年に公開された伝説の映画『トップガン』の約36年ぶりの続編となる本作では、オリジナル版のテーマソングだったケニー・ロギンスによる映画史に残る名曲「デンジャー・ゾーン」に加えて、レディー・ガガが主題歌として新曲「ホールド・マイ・ハンド」を書き下ろしている。
ガガが手がけた、「この手を握っていて」を意味するタイトルがつけられた「ホールド・マイ・ハンド」は、「心が血を流すほど苦しいんでしょ/もうさらけ出さなくてもいい」と相手の苦しみに寄り添いながら、「だから今夜は泣こう/でもこの手を離さないで/涙が涸れるまで泣いていい/納得するまで、そばにいるから」と、相手に愛を伝える楽曲となっている。
「ホールド・マイ・ハンド」に込められたメッセージ
ガガの力強い歌声と、その優しくも心強い歌詞が見事にマッチしている1曲だが、この楽曲のプロデュースを手がけたローン・バルフが米Varietyに明かしたところによれば、劇中に登場する「ホールド・マイ・ハンド」には二重の意味が込められているという。
「私たちはこのテーマソングを、2人の人間の愛を表現した時に使っていたのですが、パイロットたちが経験してきた犠牲を受け入れていく、エモーショナルな瞬間にも使うことにしました」とローンは米Varietyに語っている。
「愛をめぐる葛藤は私たちがずっと話し合ってきた話題でした。マーヴェリックがスピード記録を更新しようとする最初のシーンでも、このテーマソングの一部を聴くことができます」と続けて、トム演じる主人公のマーヴェリックが、飛行機のスピード記録を更新しようとするシーンでも使われていることに触れて、愛について歌う「ホールド・マイ・ハンド」を使うことで、マーヴェリックの飛行機への愛情を表現しようとしたと語った。
一方、ガガは同曲のリリースを発表した際、自身のインスタグラムに次のように綴っていた。「自分を理解してもらいたい、お互いを理解したいという私たちの共通の深い願いを伝える歌にしたかったのです。そして遠く離れていても近くにいたいという願いや、人生のヒーローを祝福する気持ちをこの曲に込めました」。
「ホールド・マイ・ハンド」も収録されている『トップガン マーヴェリック:オリジナル・サウンドトラック』も、映画の公開日と同じ5月27日より発売中。まだ『トップガン マーヴェリック』を観るのはこれからという方は、ぜひ劇中での「ホールド・マイ・ハンド」の使われ方にも注目してみて。(フロントロウ編集部)