審査員を務めるダンスオーディション番組の出場者に“不適切なメッセージ”を送って、番組をクビになったと報じられたマシュー・モリソンが報道内容を否定する動画をインスタグラムに投稿。(フロントロウ編集部)

マシュー・モリソンが“不適切”と報じられたメッセージを公開

 審査員を務める大人気ダンスオーディション番組『アメリカン・ダンスアイドル(原題:So You Think You Can Dance)』の出場者に“不適切なメッセージ”を送ったことが理由で、番組をクビになったと報じられた俳優のマシュー・モリソンが報道内容を否定した。

画像: マシュー・モリソンが“不適切”と報じられたメッセージを公開

 アメリカでは、今年5月から約3年ぶりとなる『アメリカン・ダンスアイドル』の新シーズン(シーズン17)が放送されており、マシューは、カリスマティーンとして知られるジョジョ・シワと、同番組の卒業生で人気トーク番組『エレンの部屋』の共同司会者としても知られるトゥウィッチことスティーヴン・ボスと一緒に審査員を務めていた。

今期の『アメリカン・ダンスアイドル』の審査員を務めるスティーヴン・ボス(左)、ジョジョ・シワ(中央)、マシュー・モリソン(右)。

 しかし、先週、シーズンの途中にもかかわらず番組がマシューの降板を発表。直後に声明を発表したマシューは、「オーディションの過程を撮影し、12人のファイナリストの選考を終えたあと、私は番組の制作プロトコルに従わなかったため、公正な審査ができなくなりました」(※一部抜粋)と述べるにとどめ、番組を去った詳しい理由を明かしていなかったが、後日、マシューが審査員から外されたのは、彼が出場者の女性に不適切なメッセージを送ったことが問題視されたからだと報じられた。

 関係者が米Peopleに語った話では、マシューから不適切な内容のメッセージを受け取った出場者の女性が、そのことを番組のプロデューサーに報告したことがきっかけで内部調査が行われ、その結果、マシューの番組降板が決まったという。しかし、マシューは報道内容は事実とは違うと訴える。

 自身のインスタグラムに投稿した動画でマシューは、「匿名で行われたあからさまに事実と異なる証言から、自分自身と家族を守るために行動を起こさなければならないのは本当に残念ですが、私は何も隠すことはありません」と言うと、透明性を高めるために実際に番組に出演するダンサーに送ったメッセージを読み上げた。

 「やあ、マシューだよ!色々と話したいことがあるから、もしよかったら、君の電話番号を教えてもらえないかな?」

 マシューによると、送ったのはこのメッセージ1件のみで、“電話番号を教えてほしい”と言ったのは、下心によるものではなく、メールの送信相手である出場者の女性が彼と20年以上の付き合いがある振付師を尊敬していると話していたことから、彼女が番組の振付師として仕事を得られるよう手助けしたかったからだと説明した。

 「ゴシップが支配し、人の命がクリックベイトとして投げ売りされるこの世界に生きていることに絶望を感じます。これは、私やこの話よりもずっと大きなことだと思います。ゴシップは有害であり、私たちの社会を破壊しています。私たちはもっとうまくやる必要があります」。続けてこう語ったマシューは、最後に、この件が「番組の妨げになることは決してない」と述べ、出場者と仲間の審査員に「ベストを尽くしてほしい」と呼びかけた。(フロントロウ編集部)

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