近い将来、オランウータンが絶滅する日が来るかもしれない。そんな日が来るのを避けるため、ラッシュ(LUSH)が取り組んでいるのが「SOSスマトラ キャンペーン」。私たちも参加できるこのキャンペーンを深掘り。(フロントロウ編集部)

絶滅危惧種のオランウータンを守る「オランウータン ボム」

 動物園や図鑑で誰もが一度は目にしたことがあるオランウータン。そんなオランウータンがこの先、姿を消してしまうかもしれない。かつてアジアの森林全体に広がって生息していたオランウータンは、この100年で5分の1にまで減ってしまっており、今では生息地はインドネシアのボルネオ島とスマトラ島という、わずか2つの地域のみ。現在は、絶滅危惧種に指定されている。

画像: 絶滅危惧種のオランウータンを守る「オランウータン ボム」

 そんなオランウータンの危機を救う取り組みに誰でも参加できるのが、ラッシュ(LUSH)の「SOSスマトラ キャンペーン」。

 このキャンペーンは、ラッシュが森林保護団体Sumatoran Orangutan Society(以下、SOS)の活動を支援するかたちで行うもので、チャリティ製品「オランウータン ボム」を期間限定で販売し、その消費税を除く売上げの全額がSOSに寄付される。この「オランウータン ボム」の購入により、オランウータンが住むスマトラ島の秘境「西トバ」の森林保護と森林再生などを通じて、絶滅の危機に瀕する大型動物の保全のサポートに参加できる。

画像1: オランウータン ボム 730円(税込) ※消費税を除く売上げの全額が 森林保護団体Sumatoran Orangutan Society(以下、SOS)に寄付される

オランウータン ボム
730円(税込)
※消費税を除く売上げの全額が
森林保護団体Sumatoran Orangutan Society(以下、SOS)に寄付される

 チャリティ製品の「オランウータン ボム」は、オランウータンの形をしたオレンジ色のバスボム。この製品にはサプライズが隠されていて、バスボムが溶けると中から現れるのは、秘境である西トバの森へのチケット。そして、そこに描かれたQRコードを読み取ると、オランウータンたちが住む熱帯雨林の音を聴くことができる。

画像2: オランウータン ボム 730円(税込) ※消費税を除く売上げの全額が 森林保護団体Sumatoran Orangutan Society(以下、SOS)に寄付される

オランウータン ボム
730円(税込)
※消費税を除く売上げの全額が
森林保護団体Sumatoran Orangutan Society(以下、SOS)に寄付される

 しかもその音は、実際にその森の中で録音されたもの。テナガザルの鳴き声、サルのお喋り、鳥の歌声、そしてオランウータンの長く伸びる鳴き声など、森の野生動物の声がたくさん入った熱帯雨林の音は、森林浴をしているかのようなリラックス気分に浸らせてくれると同時に、野生動物が住んでいることの尊さも教えてくれる。

 さらにキャンペーン期間中は、旗艦店であるLUSH 新宿店の1Fが西トバの森林の回廊をイメージした空間に。熱帯雨林の音が流れる空間に、オランウータンにまつわるクイズなども展示され、視覚と聴覚の両方でオランウータンの現状を感じることができるので、ぜひLUSH 新宿店に足を運んでみてほしい。

画像1: LUSH 新宿店

LUSH 新宿店

画像2: LUSH 新宿店

LUSH 新宿店

画像3: LUSH 新宿店

LUSH 新宿店

寄付だけじゃない、「SOSスマトラ キャンペーン」がしていること

 LUSHが「SOS スマトラ キャンペーン」を行なうのは、これがはじめてではない。2017年11月にイギリスをはじめとしたヨーロッパのラッシュが、SOSの活動を支援するかたちでチャリティ商品「オランウータン ソープ」を販売したのを皮切りに、続く2018年と2019年には日本を含む世界中のラッシュが連携してキャンペーンを実施。

 このキャンペーンを通じて、すでに3年間で合計150ヘクタール(東京ドーム約32個分)のパームプランテーションの土地を買い取り、再野生化を目的にした森林再生活動、また生態系農業やアグロフォレストリーの教育などに役立てられた。そして今回の「SOSスマトラ キャンペーン」では、オランウータンとほかの絶滅に瀕する大型動物の回廊を保全することはもちろん、オランウータンが生息する森林に隣接した地域コミュニティにとってもよりよい環境を育むために、集まった資金が活用される。

画像: 2019年に実施された「#SOSsumatra キャンペーン」

2019年に実施された「#SOSsumatra キャンペーン」

画像: 過去に発売したチャリティ商品「スマトラ シャンプーバー」

過去に発売したチャリティ商品「スマトラ シャンプーバー」

 その活用法のひとつが、西トバの森林との境目に住むコミュニティへの農業のレクチャー。

 西トバをはじめとしたオランウータンが住む地域では、焼き畑農業が主流となっていることや、パーム油の原料となるアブラヤシを栽培するための森林伐採が行なわれていることなど、さまざまな理由で環境が変化し、オランウータンたちが住みにくくなっている。とは言えこの歴史が一概に悪とは言えず、誰もが恩恵を受けていると考えるラッシュは、よりよい形で農業を行なえるようコミュニティを支援。

画像: 西トバの森林

西トバの森林

画像: 西トバのオランウータン

西トバのオランウータン

 オランウータンたちに優しい農業技術の訓練やアグロフォレストリーに取り組むための植林に、「オランウータン ボム」で集まった資金を活用し、現地のコミュニティが実際に何を必要としているかを知り、一緒に模索しながら、もっとも有効な形の支援を行なっていくという。
※樹木を植栽し、樹間で農作物を栽培する農作業。

 ちなみに「オランウータン ボム」には、スマトラ島で調達されたパチョリオイルやボルネオ島で調達されたククイナッツオイルが使われている。とくにパチョリオイルは、ラッシュのバイイングチームが長年活動をともにしているオランウータン情報センター(OIC)と協力し、農家や精油を蒸留する方といった地元の農家生産者とともにリジェネラティブな取り組みを拡大し続けたことで調達できた原料。使用する時には、そんなつながりも感じながら使ってみて欲しい。

画像3: オランウータン ボム 730円(税込) ※消費税を除く売上げの全額が 森林保護団体Sumatoran Orangutan Society(以下、SOS)に寄付される

オランウータン ボム
730円(税込)
※消費税を除く売上げの全額が
森林保護団体Sumatoran Orangutan Society(以下、SOS)に寄付される

 ラッシュが環境月間に行なう「SOSスマトラ キャンペーン」。オランウータンをはじめとした野生動物の保全につながる「オランウータン ボム」を、ぜひ購入してみて。(フロントロウ編集部)

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