『ジョーカー』続編が制作決定
2019年に公開された映画『ジョーカー』は、トッド・フィリップス監督がメガホンを取り、ホアキン・フェニックス主演で制作。世界的大ヒットを記録し、ホアキンはアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
本作の続編については公開直後からウワサがたち続けていたが、ホアキンは「1作目が成功したから続編を作ろうっていうのには反対だ。それは馬鹿げてる」とコメントし、彼や監督は続編を制作することを否定してきた。
しかしここにきて、続編の制作が決定したよう。つい先ほど、フィリップス監督がインスタグラムを更新。そこには、『Joker Folie a Deux(ジョーカー:感応精神病)』と書かれた脚本の表紙と、それを読むホアキンの写真が!
表紙には2022年5月18日という日付もあり、最終脚本が完成したのは数週間前であると予想される。脚本はフィリップス監督とスコット・シルヴァーによるもので、オリジナル版とまったく同じチームが帰ってきたかたち。
「Folie a Deux」というのはフランス語で、日本語にすると感応精神病のこと。1人の妄想が、その人物と親しい人物に感染し、共有される病気のこと。この副題からは、続編にはジョーカー(アーサー・フィリップ)の他にもう1人重要なキャラクターが増えるのかと想像してしまう。
タイトルは今後変更になる可能性はあるが、このコンセプトを聞いて思い出されるのが、映画『スパイダーマン』シリーズや『ライトハウス』などで知られる演技派俳優ウィレム・デフォーの言葉。個性派である彼もまた、長年ジョーカーを演じることが期待されてきており、2022年1月にはこんな思いを語っていた。
「興味深いことがあると思っているんです。もしジョーカーの偽物がいたら、と。ジョーカーと戦うわけではなく、ジョーカーを名乗る人物がジョーカーでないということは可能でしょう。そしてそれは、興味深い物語の可能性を広げるのではないでしょうか。とくに、ホアキン・フェニックスのジョーカーの後ではね。誰かが彼のしたことを真似たり、独自解釈したりする。私はそれについて空想していましたよ」
まさか、ホアキンとウィレムがついに共演?だなんて。
監督は2枚の写真をキャプションなしで投稿しており、その詳細についてはまったく明らかにされていない。果たしてどのような続編になるのか。前作が大ヒットを記録したうえ、続編を求めていないファンも少なくなかった。そのうえで制作される続編には、大きなプレッシャーがかかっている。
(フロントロウ編集部)