『ストレンジャー・シングス』のイレブンのメイクで変わったポイント
先日シーズン4のVol.1である第1話から第7話までが配信されたNetflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界(以下『ストレンジャー・シングス』)』で、すっかり大人びた姿を見せてくれたイレブン役のミリー・ボビー・ブラウン。
そんなミリーの作中でのメイクは、本人たっての希望もあり「ある部分」がこれまでのシーズンと大きく変わっているという。それはまつげメイク。
同作のメイクチームを率いるメイクアップアーティストのエイミー・L・フォーサイスは、米Bustleのインタビューで「これまでのシーズンと比べてもっとも大きく変わったのは、イレブンがマスカラを塗っていることです」と発言。
ティーンエイジャーらしい姿を見せているシーズン4でのイレブンは、シリーズではじめてマスカラを着用しているという。そしてこれは、ミリーが熱望していたこと。
エイミーは「ミリーはシーズン1の頃からマスカラを塗りたいと懇願していたのですが、これまでは採用することができませんでした。でもシーズン4にきて私はついに希望を聞くことにしました」と説明。
使用したマスカラはひとつではなかったそうで、M·A·CやMilk、Lancome、Hourglass、Benefitなどさまざまなブランドのマスカラを重ねたり使い分けたりしたという。
ちなみにシーズン4のイレブンのメイクでは、ベースメイクにもこだわったそうで、そばかすやニキビをあえて透けさせるよう意識。ファンデーションとコンシーラーに保湿剤を混ぜて薄づきになるよう工夫し、若々しい肌の質感を強調したそう。
バズカットの髪型はウィッグを使った
『ストレンジャー・シングス』のシーズン4でもうひとつこれまでと違うのが、イレブンのバズカットがウィッグでつくられていること。
今回のシーズンでは、ストーリーの途中からシリーズ開始当初を彷彿とさせるバズカット姿になったイレブン。このヘアはシーズン1のように実際に剃ったものなのか、ウィッグなのか気になった人もいると思うけれど、答えはウィッグ。そしてその理由は、今や売れっ子俳優になったミリーのスケジュールによるもの。
シーズン1からキャストたちのヘアを手掛けるリードヘアスタイリストのサラ・ヒンズゴールは、「ミリーはストレンジャー・シングスの撮影の後にすでにたくさんの作品が控えていたため、バズカットにすることは難しいという結論にいたりました」と米Allureで説明。理由はそれだけでなく、シーズン4の撮影では髪の長いシーンとバズカットのシーンの両方があり、すべてのエピソードを並行して撮影していたこともウィッグを使用することにした理由だという。
ウィッグを使うことが決まった後、サラはチームとともに何か月もかけてウィッグを作成。撮影の前には30分かけてセットし、さらに撮影後には毎回1時間半もかけて元のサイズと形状に戻す作業が繰り返されたという。
ドラマ『ストレンジャー・シングス』のシーズン4では、ぜひこれまでと違うイレブンのメイクにも注目してみて。(フロントロウ編集部)