評価が低い『ジュラシック・パークIII』だが、アラン・グラント博士のサム・ニールは好きだという。その理由とは?(フロントロウ編集部)

サム・ニール、『ジュラシック・パークIII』に良い思い出

 1993年に公開され、映画史に残る大ヒットを記録した映画『ジュラシック・パーク』。1997年には2作目となる『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』が、2001年には3作目となる『ジュラシック・パークIII』が公開されたが、2作目以降の作品の印象が薄く、3部作である認識をしていない人も多いのではないだろうか。

 興行収入的に見ても1作目が抜きん出て大ヒットしており、3作目が最も低い。サム・ニールによるアラン・グラント博士がカムバックした3作目だが、作品の完成度もあり、酷評されてきた。

 しかし、サムとしては、3作目は良い作品だと思っているという。公開から21年が経った先日、英Den of geekのインタビューで当時をこう振り返っている。

画像: サム・ニール、『ジュラシック・パークIII』に良い思い出

 「じつは『ジュラシック・パークIII』は大体の部分で楽しかったですよ。キャストのなかの1人や2人は良いとは思っていなかったですが。(ポール・カービー役の)ウィリアム・H・メイシーは制作時から作品が好きでないことは明らかでしたね。でも私と(ビリー・ブレナン役の)アレッサンドロはとても仲良くなってね。ジョー・ジョンストンは素晴らしい監督ですから、(制作に)参加しました」

 サムが3作目に良い思いを持っているのは、そのストーリーというよりも、撮影が楽しかったことが理由のよう。とはいえ、アクションシーンの出来栄えは良いと考えているそうで、「作品に対する批評は知っています。でも多くの人が言っているよりも、かなり良い作品だと思うんですけどね。アクション映画として良いと思います。映画は突然終わりますし、私が求めていたような満足感のある最後ではないです。でもそれ以外は、映画はよく出来ていると思うし、私はその制作を楽しみました」と続けた。

 そんなサムは、『ジュラシック・パーク』の流れを受け継ぐ『ジュラシック・ワールド』3部作の最終章『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で、ふたたび博士としてカムバックする! さらには、エリー・サトラー役のローラ・ダーンと、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でひと足先にシリーズ復帰を果たしたイアン・マルコム博士役のジェフ・ゴールドブラムも出演するため、豪華な面々が揃った。『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は7月29日に全国ロードショー。

(フロントロウ編集部)

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