ランニング中にiPhoneを落としたら…
運動中に音楽を聴いたり、スマホで見られるエクササイズ動画を見て体を動かしたり、健康の記録をスマホにつけたり、運動中にスマホを使うことは普通となっている現代。しかし、使う時には気をつけたほうが良いこともあるかもしれない。
トラヴィスという人物がflickrに綴ったハプニングがある。その日の日記のタイトルは、「どうやってiPhoneがもう少しで私を殺すところだったか。もしくは、どうやってiPhoneで自分を殺すか」。
そのハプニングが起こった時、彼はルームランナーの上でランニング中。機械の上にiPhoneを置いていたようで、それが落ちてしまったという。高価であるiPhoneが動く地面に落ちてぶつかったとなれば、それを心配してしまうのが当然のこと。iPhoneが落ち、跳ね返されるのを目で追ったそうで、その行動が彼にケガを負わせてしまった。
皮肉と才能に溢れた文章のなかで彼は、iPhoneの軌道を追った場合、「あなたはルームランナーの前でなく横を向いているはずです。そして頭は完全に後ろのほうを向いているでしょう。その体勢は完全にバランスをなくし、あとはルームランナーに任せましょう」と書き始め、彼の身に起こったことを“どうやってiPhoneで自分を殺すか”という説明書風に明かした。
「足が上へ舞い、もし頭が後ろを向いたままなら、ルームランナーに仰向けに着地するはずです。すると後ろへ発射される。そしてこれが最も重要なことですが、空中にいるのは数秒で、落ちたらルームランナーが体のどこかに当たります。背骨に当たるようにしてください」
つまり、背中から落ちた時に背骨が当たっていたらかなり危険だったということ。もちろん、トラヴィスは死んでいない。ブログを書けているのがその証拠。しかし打ちどころが悪かったら危なかったと思わせた出来事は彼にケガを負わせており、ブログには彼が背中に負った切り傷のような傷から血が出ている写真も投稿された。
じつは、この投稿がされたのは今から15年も前の2007年のこと。そのため、運動中にスマホを使っている人は今ほど多くなかったが、現代であれば、トラヴィスの身に起こったことが“自分にも起こりそう”だと感じる人は多いだろう。デジタルデバイスは便利だけれど、古典的なハプニングは気をつけたい。
(フロントロウ編集部)