『ミズ・マーベル』にボリウッドの波
アベンジャーズオタクの高校生カマラ・カーンは、ある日突然夢にまで見たスーパーパワーを手に入れるも、力をコントロールできずに次々と問題発生。力にともなう責任に悩みながらも、“ミズ・マーベル”として成長していく姿を描くMCUドラマ『ミズ・マーベル』。
フェーズ4の作品として、次世代のヒーローが描かれることになった本作で主演を務めるのは、フレッシュな新星イマン・ヴェラ―ニ。カマラと同じくパキスタン系アメリカ人であり、実際にマーベルオタクであるイマンは、原作コミックでラマダーンの終了を祝うイスラム教の祝日イードが描かれているのを読んだ時には、「スーパーヒーローコミックがイードを描くなんて、本当に驚いた」と米THRでコメントしている。
そしてドラマでは、ある別の文化的要素も取り入れられた。それは、ボリウッドのミュージカルシーン!
第3話ではカマラの兄の結婚式が開催され、そこでカマラ達が踊る! 本物のボリウッド作品とまではいかないが、楽しいシーンとなっている。
マーベル・エンターテインメントはドラマの配信開始よりも一足先にYouTubeでミュージカルシーンだけを公開。すると、その文化に親しみのある人々から、「インド人として、こんな大きなステージで私たちの文化が描かれるのを見るのは鳥肌が立ちます」「MCUで本格的なボリウッドのウェディングシーンを見られるとは思わなかった。カマラの父親が、MCUの父親たちのなかで1番好きだな」といった称賛の声が多く寄せられることになった。
また、カマラの家族のルーツがあるパキスタンとインドは別の国ではあるものの、「私はインド人ですが、私たちの結婚式は非常にカオスです。パキスタンの結婚式には1度しか行ったことがないですが、あちらもカオスです。楽しい意味でね」というコメントもインド人から届いていた。
(フロントロウ編集部)