ボッティチェッリ・ボブとは?
いま海外で注目を集める「ボッティチェッリ・ボブ」とは、根元から毛先まで髪全体に細かいウェーブをかけることで、ふわふわとした動きのある質感に仕上げたボブヘアのこと。
イタリア生まれの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品に登場する女性の“ふわふわとした髪”に似ていることから、ボッティチェッリ・ボブという名称がついたとされている。
そんな「ボッティチェッリ・ボブ」は、一見すると1980年代に流行した「ソバージュ」と似ているけれど、セレブヘアスタイリストのトム・スミスいわく、ソバージュは“強めの細かいウェーブ”をかけているのに対し、ボッティチェッリ・ボブは“少しゆるめのウェーブ”で現代的にアレンジしているのが特徴なのだそう。
そのふわふわと動きのある質感にハマる人が増えているそうで、実際にトップモデルのベラ・ハディッドや映画『スパイダーマン:ホームカミング』で知られる俳優のローラ・ハリアーも取り入れるなど、今季トレンドのボブヘアとしてますます注目を集めているトムは言う。
ボディッチェリ・ボブの作り方
トムによると、ボディッチェリ・ボブは、基本的に髪全体に細かいパーマをかけて作ることが多いけれど、髪を編み込むだけでも再現できるという。
トムは「このスタイルを作る最も簡単な方法は、髪の毛を中央で左右に2つに分けて、髪を編みこんで一晩置いておくことです」と米Popsugarで助言。より細かいウェーブを作りたい場合は、小さい三つ編みをいくつか作るのがいいそう。
また、トムは「毛先を固定する際は、きついヘアバンドではなく、柔らかいシュシュを使うようにしてください。毛先がよじれるのを防いでくれます」ともアドバイスした。
ボディッチェリ・ボブは「切りっぱなし」がおすすめ
そんなボッティチェッリ・ボブは、毛先をバッサリと切りそろえたトレンドの「切りっぱなしボブ」と組み合わせるのがおすすめ。くせ毛風の無造作ウェーブがアンニュイさを引き出してくれるだけでなく、顔周りに動きが出て小顔効果もバツグン。
ほかにも、ヘアバームやヘアオイルを揉み込んで、濡れたような質感と程よいツヤのあるウェットヘア(濡れ髪)に仕上げるのもオススメだと明かした。
新しい季節になると、ヘアスタイルを変えて気分を一新したくなるもの。夏に向けてトレンド感たっぷりのボッティチェッリ・ボブでイメチェンしてみては。(フロントロウ編集部)