ルイ・ヴィトンのショーに豪華セレブが来場
2023年春夏コレクションのファッションショーがメンズからはじまり、各ファッションブランドが最新コレクションを発表している。なかでも注目を浴びたのは、ルーヴル美術館のクール・カレで行なわれたルイ・ヴィトンの2023年春夏コレクション。
2021年11月に41歳という若さで亡くなった、オフ・ホワイト(Off-White)の生みの親でルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のデザイナーを務めたヴァージル・アブローのチームが手掛けた最新コレクションには、マーチングバンドが登場してショーを盛り上げた。
ヴァージルはセレブとも親交があっただけに、今回のショーもナオミ・キャンベルをはじめ、ジャスティン・ティンバーレイク、ジェシカ・ビール、タイガ、ダン・カーター、J.バルヴィン、ラッセル・ウェストブルックなど、各界のセレブたちが一堂に会した。
ケンドリックが生パフォーマンス
その中でも注目されたのが、ラッパーのケンドリック・ラマー。ケンドリックはこういったファッションショーに参加することはほとんどないが、生前ヴァージルとかなり親交があり、今回のショーに出席。
ショーに登場したケンドリックは、約5年ぶりにリリースしたアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』のジャケットでつけていたいばらの王冠を着用。そして最前列に座りながら楽曲「N95」や「Savior」などをパフォーマンス。
そしてヴァージルの名前を連呼し、「ヴァージル、どこまで遠くに行ってしまったんだ?」と即興ラップも披露した。
2月に行なわれたスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスした際も、ヴァージルの遺作を着用したケンドリック。現在ヴァージルの後釜はまだ決まっていないが、ずっとデザイナーがいない状態が続くわけではなく、今回がもしかしたらヴァージルのレガシーを祝う最後のコレクションの可能性も。あまり表舞台には出てこないケンドリックだが、そのことを知って今回の仕事を受けたのかもしれない。(フロントロウ編集部)