※この記事には、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』最終回のネタバレが含まれます。
『オビ=ワン・ケノービ』にヨーダが出なかった理由
映画『スター・ウォーズ/シスの復讐』より10年後を描き、ユアン・マクレガーやヘイデン・クリステンセンらがカムバックしたドラマ『オビ=ワン・ケノービ』が、ついに最終回をむかえた。
本作には、2人のほかにも、ジョエル・エドガートンやボニー・ピエスなども続投したため、プリクエル3部作から戻ってくる俳優は多いと思われていた。そして最終回では、パルパティーン役のイアン・マクダーミドに加え、クワイ=ガン・ジン役のリーアム・ニーソンまで登場するというサプライズが! ほんのり期待されていたサミュエル・L・ジャクソンによるメイス・ウィンドウの復活はなかった。
クワイ=ガンは死んでいるため、フォースの霊体となった彼の登場はサプライズだったが、パルパティーンはタイムライン的に存命であるためカメオ出演はあるだろうと予想されていた。一方で、タイムライン的に存命だが残念ながら姿を現さなかったのが、ヨーダ。
ジェダイマスターであるヨーダはCGであるため、撮影現場で声優のフランク・オズなどの姿が見かけられていなくても、スクリーンに姿を現す可能性はあるのではないかと期待していたファンは少なくないはず。また、ドラマ『マンダロリアン』ではベビーヨーダが空前の大人気となったため、ヨーダもふたたび出てくるのではないかといった意見もあった。
しかし残念ながら、ヨーダは姿を見せず。その展開について、ユアンは米ポッドキャスト番組『The Jess Cagle Show』のなかで、こんな分析をした。
「彼に残っていたのは、ルーク・スカイウォーカーを見守ることだけです。本当に、それだけが彼に残されていたこと。あとは、精神世界にいる彼の昔のマスターであるクワイ=ガンとコミュニケーションを取ろうとすることでしたが、彼は昔のメンターたちとは誰一人として接触できなかった。ヨーダにも。オビ=ワンは、自分の居場所がバレる恐怖から生き残ったジェダイの誰にも接触できなかった。あの時代にジェダイがフォースを使えば、尋問官たちにそれを感じ取られ、どこにいるかが分かってしまうでしょう。電話を使うようなものではないでしょうか(笑)」
『オビ=ワン・ケノービ』では、フォースを使えないという点が、作品の大きな個性となったと言える。オビ=ワンが武闘派な戦い方をする姿を見るのは新鮮だった一方で、それは求めていなかったという視聴者も少なくはない。とにもかくにも、その状況で彼がヨーダを見つけることは難しかったと、ユアンは分析した。
ドラマがシーズン2に更新されるかどうかは、現在では未定だが、もしそうなればヨーダの登場もあり得るだろうか。
(フロントロウ編集部)