『007』次回作の制作は2年先、ジェームズ・ボンド役の候補者は…
人気スパイ・アクション映画『007』シリーズのプロデューサーを務めるバーバラ・ブロッコリ氏が、次回作『Bond 26(仮)』の進捗状況と7代目ジェームズ・ボンドの候補者の有無について米Deadlineのインタビューで語った。
ご存じの方も多いと思うが、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグは、昨年公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもってボンド役を卒業することが決まっている。次期ジェームズ・ボンドをめぐって、トム・ハーディやヘンリー・カヴィル、イドリス・エルバなどこれまでに複数の人気俳優の名前が候補者として挙がってきたが、ブロッコリ氏によるとダニエルの後任探しはまだ始まっていないという。
「誰も候補に挙がっていません。(ジェームズ・ボンド役について)どうするかは、今、話し合っているところです。まだ脚本はありませんし、次回作にどう取り組むかが決まらないと、(候補者を)考えることもできません」
続けて、「ボンドにとってこれは改革です。ボンドという人間を再構築するのですから、時間がかかります。次回作の撮影は少なくとも2年先になるでしょう」と、次回作の制作が開始されるのはしばらく先になるとの見方を示した。
ダニエルの後任が誰であれ、その肩には多くの重圧がのしかかる。ダニエルは、主演した5本の作品でボンド・フランチャイズを活性化させることに成功した。以前、ブロッコリ氏は「大きな決断になる」と言っていたが、果たして誰が次のジェームズ・ボンドに選ばれるのか。(フロントロウ編集部)