『ストレンジャー・シングス』小道具の秘密
Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』はシーズン4が全話配信開始となり、世界的大ヒットを記録している。本シーズンを見たファンからは、セイディー・シンク演じるマックスがMVPだという声や、ジョセフ・クイン演じるエディの人気が高まる反応があがっているが、ついにやっと思いが通じ合ったデヴィッド・ハーバー演じるホッパーと、ウィノナ・ライダー演じるジョイスを祝福する歓喜の声も大きい。
それぞれの名前を組み合わせて“ジョッパー”と呼ばれる2人は、本シーズンにおいてソ連で再会。刑務所の看守たちやデモゴルゴンとの戦いをくぐり抜ける手に汗握る展開は、ホーキンスやアメリカを舞台に進んだ子どもたちの戦いとは別の魅力を放った。
そして、じつはホッパーの戦いには興味深いイースターエッグが隠されていたよう。問題のシーンは、ホッパーがデモゴルゴンと一対一で戦う終盤のシーン。ここで彼は、地面に落ちていた剣を拾って戦うが、その剣には秘密があった。デヴィッドが、英GQのインタビューで明かした。
「私が拾った剣は、『コナン・ザ・グレート』で実際に使われた小道具の剣なんですよ。映画のなかでシュワルツェネッガーが振っていた剣なんです」
なんと、映画『ターミネーター』シリーズで知られる[アーノルド・シュワルツェネッガーが40年前に主演した映画『コナン・ザ・グレート』で実際に使われた小道具が、2022年の大ヒットドラマで再利用!
デイヴィッドは自身のインスタグラムでも、この逸話について投稿した。
1982年に公開された『コナン・ザ・グレート』は、両親を殺した少年コナンが剣闘士として強く成長し、両親を殺した敵への復讐の旅に出るというもの。成長したコナンをアーノルドが演じた。キャラクターが剣闘士なだけあり、予告編でもアーノルドが剣を振り回している映像が多く確認できる。
アーノルドが使った剣が、別の作品で使用されたということも興味深いが、40年前の作品の小道具が綺麗に残っていたということには驚き。ホッパーがデモゴルゴンを切り倒せたのには、剣に込められていた若かりしアーノルドのパワーもあったもかもしれない。
(フロントロウ編集部)