ユアン・マクレガー、プリクエル3部作への思い
映画『スター・ウォーズ』プリクエル3部作と、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーが、イベントのGQ Heroes 2022に参加。そこで、プリクエル3部作の評価が低かったことについて振り返る場面があった。
プリクエル3部作は、公開当時は批評家からの評価が悪かったが、プリクエル3部作を『スター・ウォーズ』ユニバースへの入り口として見た当時の子ども達が、現在では大人になっている。そのため、ここ数年でその世代からは良い評価を受けていると感じるようになったそうで、ユアンは「(プリクエル3部作との関係は)より多くのその世代の人々に会うことで変わってきたと思います」と語る。
このことについては、ユアンは『オビ=ワン・ケノービ』のプレスツアーでも詳しく思いを語っており、「プリクエルは批評的にも好かれなかったですし。批評家たちはあまり良いことは書かなかった。でも当時僕たちが知らなかったのは、君の年齢、君の世代の人たちのこと。今その世代の人たちに会うと、みんなはプリクエルを本当に好きでいてくれている。それを聞くのには15年がかかったけれど。でもとても良いことです。本当に。僕の(作品に対する)見方も変えてくれました。それによって、僕と『スター・ウォーズ』の関係も違うものになったと思います」と話していた。
そしてユアンは、批評家からの反応が悪かったのは、その人たちがオリジナル3部作を見て育ったからだと思っているという。
「批評家たちは、7歳か8歳だった頃の気持ちを感じたかったんだと思います。そして、批評家たちはそうはなれなかった。だから私は何年もそれ(批評)とともに取り残されましたが、人々に会うようになり、そのファンたちにとって僕たちの映画がどれだけ重要だったかに気がつきました」
この指摘は悪くはないだろう。しかしユアンは、シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが、プリクエル3部作で新たな挑戦をしようとしたことに敬意を抱いていると語った。
「『スター・ウォーズ』シリーズを使って異なることをしようとしたジョージのことを尊敬します。彼は、オリジナル3部作のように感じられる別の『スター・ウォーズ』3部作を作ろうとしたのではなかった。その点について彼を尊敬します。それは度胸があり、興味深いことだと思います」
(フロントロウ編集部)