『ウォーキング・デッド』でグレンを演じたスティーヴン・ユァンは、自分が原因でファン離れが起こったことをどう思ってる?(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン7のネタバレが含まれます。

グレンがきっかけのファン離れ

 2010年から続く大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』は現在最終章が放送中だが、今後は、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』に加え、新しいスピンオフドラマが3本も放送予定となっており、ユニバースはまだまだ続く。

 そんな長い歴史を持つドラマだが、ある時には大規模なファン離れが起こってしまったことも。それはファンならご存じのとおり、グレンが惨殺された時。

 シーズン7の第1話では、ニーガンによってエイブラハムとグレンが立て続けに撲殺された。その武器は有刺鉄線が巻きつけられたバットで、グレンは頭が砕かれ、左目が出ていた。メインキャラクターであっても突然死ぬことがある展開で有名だった『ウォーキング・デッド』だが、グレンの死亡シーンは史上最強にグロく、胸糞が悪いと有名。グレンは人気も高かったこともあり、ドラマを見ることを止めてしまうファンが続出する結果となった。

 とはいえ、殺された本人のスティーヴン・ユァンとしては、あの展開にわだかまりはないよう。米Comicbookのインタビューで、笑いながらこうコメントした。

 「どう反応すれば良いか分かりませんよ(笑)。みんな友人なんですから!」

画像: グレンがきっかけのファン離れ

 評判の悪い展開だったが、これをもってスティーヴンはドラマを卒業となり、新たな作品に挑戦し始めることができ、2021年には彼の主演映画『ミナリ』が様々な映画賞にノミネート。スティーヴンは、アジア系アメリカ人としてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるとう史上初の快挙を達成した!

 その際には、『ウォーキング・デッド』の公式SNSアカウントから、ショーランナーたち、原作者、ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンから、ダリル役のノーマン・リーダスまで、数えきれないほどの『ウォーキング・デッド』関係者が、作品の垣根を越えてスティーヴンを称賛。グレンだけでなく、スティーヴンも愛されていたことが分かる出来事だった。

 とはいえ、彼はノーマンやシェーン・ウォルシュ役のジョン・バーンサル、タラ・チャンブラー役のアラナ・マスターソンといったキャスト同士でいまだによく連絡を取っているそうで、だからこそ当時は祝福の声で大騒ぎになることもなかったそう。「定期的に話しているので、『ヘイ。おめでとう』っていう感じにはならないんですよね。『よぉ。元気?』という感じで。ノーマンとはよく話します。ジョンやアラナとも」とのこと。

(フロントロウ編集部)

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