キャストたちが「まるで学校のよう」と口を揃えるディズニーの撮影現場は、一体何が特別? ディズニープラスでシーズン3の配信がスタートした『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』のキャストたちに話を訊いた。(フロントロウ編集部)

ディズニーの現場はまるで学校のよう

 8月3日(水)にディズニープラスにてシーズン3の第2話となるエピソードが配信されたドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル(以下、HSMTMTS)』。ディズニー・チャンネルのテレビ映画シリーズ『ハイスクール・ミュージカル(以下、HSM)』のフランチャイズとなる本作のシーズン3の舞台は、キャンプ場「キャンプ・シャローレイク」で、『HSM』シリーズからの楽曲だけでなく、同じくキャンプ場でのひと夏を描いたディズニー・チャンネルのテレビ映画『キャンプ・ロック』シリーズからの楽曲も披露される。

 『HSMTMTS』には今シーズン、『HSM』シリーズでチャドを演じたコービン・ブルーが本人役で出演。さらに、『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』でジャクソンを演じたジェイソン・アールズもキャンプ・ディレクターのデューイー役で出演するなど、まさに『HSM』や『キャンプ・ロック』、 『ハンナ・モンタナ』が青春だった当時からのファンにはたまらない要素が詰まっている。

 『キャンプ・ロック』といえば、同シリーズで主演を務めたデミ・ロヴァートはかつて、同世代のキャストたちが集まるディズニーの現場を学校のようだとして、“ディズニー高校”と呼んでいたが、そうした雰囲気は今のディズニーの現場にもあるのだろうか? 『HSMTMTS』のキャストたちに取材した際にデミのこの発言について話を向けてみると、全員が『HSMTMTS』のセットも“学校のようです”と口を揃えた。

『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』の現場はなぜ学校みたい?

 ホームスクーリングで高校の教育課程を卒業したというジーナ役のソフィア・ワイリーは、「『HSMTMTS』での経験が高校生活を経験できた唯一の機会でした」と語った上で、「高校1年生の頃に番組への参加を始めてちょうど今卒業を迎えるという感じがして、まさに素晴らしいキャストのみんなと一緒に高校生活を経験したという感じですね」とフロントロウ編集部にコメント。

 「多くの時間を共に過ごし、たくさんのことを一緒に経験してきたキャストのみんなは、私にとって家族のような存在になりました。人生における重要な成長過程であるこの年代を、愛すべきたくさんの人たちに囲まれながら過ごせたことを心から感謝しています」と続けた。

画像: 『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』の現場はなぜ学校みたい?

 「100%同意します」と、コートニー役のダラ・レネーもソフィアの発言に同意すると、「キャストの全員が特別で、才能に満ちていて、親切ですし、特にソフィアは世界中で一番優しい心の持ち主だと思っています。ソフィアと一緒の年代にいられることがすごく嬉しいです」と、一緒にインタビューに臨んだソフィアに賛辞を寄せた上で、『HSMTMTS』のキャストたちの素晴らしさについて次のように続けた。

 「誰しもが、最高の意味でのその人らしさを持っていますし、そういう人たちに囲まれていることが嬉しいです。毎日、最高の人たちと一緒にいられるのですから」。

 また、カルロス役のフランキー・ロドリゲスは、「いつだって失敗を恐れずに何事にもトライする人たちと一緒に仕事ができたことは、自分にとってありがたい環境でした」と、同世代の共演者の存在は自分自身の成長に繋がったとフロントロウ編集部に明かす。

 同世代のキャストたちと楽しく撮影に臨みつつ、お互いの存在が刺激にもなって切磋琢磨しながら成長できる環境は、まさに学校さながら。「彼らの存在は励みになりましたし、自分も新しい領域に一歩踏み出して、『挑戦してみよう。もしうまくいかなかったとしても、もう一度やってみるんだ』って思えるようになりました」とフランキーは続けた。 

新キャストたちが語る『HSMTMTS』のセットが「特別」と言える理由

 『HSMTMTS』という“学校”は、転入生もすぐに馴染める環境になっているそうで、今シーズンからジェット役で出演しているエイドリアン・ライルズも、「紛れもなく高校のような環境でした」と振り返る。「僕は高校に通いながらこの作品の撮影に臨んでいたのですが、(『HSMTMTS』のセットは)まさしく高校のようでしたし、僕の高校生活から退屈な要素を除いて、楽しい部分だけを残したような経験になりましたね(笑)。新しい人たちと出会い、交流して、一緒に楽しい時間を過ごしながら、芸術を学ぶんです。数学とかリーディングの代わりにね」。

画像: 新キャストたちが語る『HSMTMTS』のセットが「特別」と言える理由

 また、同じくシーズン3から『HSMTMTS』のセットに合流したマドックス役のセイラー・ベルも、本作の現場について「大学のような場所だと思います」と明かす。「すごく自由な環境ですし、最高にクールな人たちと出会い、一緒に過ごす親密な期間を通じて、彼らとの間に永遠の友情が生まれるわけですから」とその理由について語った。

 リッキー役のジョシュア・バセットによれば、新しいキャストとすぐに打ち解けるコツは、「家族のように接すること」だそう。「僕は出会ってすぐにふざけるようなタイプなんですけど、エイドリアンもすぐにそれに乗ってくれて」と、エイドリアンとはすぐに意気投合したと振り返り、「お互いに打ち解けるために、特別なことはしていません。ただ、自分たちは他人同士じゃないよって伝えればいいんです」と、受け入れる姿勢を示すことが大切だと語った。

大人たちのサポート体制も万全

 学校という環境では、親身になって支えてくれる先生たちからのサポートがあってこそ、生徒たちはさらに成長できるが、「一緒に働いたすべての人たちが素晴らしい人たちでした。シーンを撮影している時など、彼らは必要な時にそばにいてくれて、私たちをサポートしてくれるんです。私がこれまでに参加してきた中で最も健康的な現場の一つでした」とセイラーが明言するように、『HSMTMTS』の現場は大人たちによるサポート体制も整っている。

画像1: 大人たちのサポート体制も万全

 『HSMTMTS』のショーランナーであるティム・フェデラーは、「メンターとしての役割はこの仕事の一部だと思いますし、重要な役割として捉えています」と、子どもたちにとってのメンターでいることも自分の重要な仕事だとフロントロウ編集部に語る。「現場では、キャストたちが自由に失敗や成長ができるような、恐ろしい外の世界とは無縁の安全な仕事環境を提供できるように心がけていますし、仕事以外の場面では、私自身が彼らにとっての情報源になれるように務めています。世の中についての疑問でもいいですし、何か質問がある時には私が手を差し伸べて、彼らに新しい視点を提供できるようにしています」。

 若いキャストたちが安心できるような現場作りを心がける上で、特にメンタルヘルスのケアに気を配っているそうで、「特に現代は人生がインターネットに晒されているような時代ですから、キャストたちのメンタルヘルスを可能な限り安定させることも大切です」とティム。

 「そのために我々は、(世間から)距離を置くことや電子機器から離れることの重要性を説くようにしていますし、キャラクターや有名人としての自分たちしか知らない人々ではなく、1人の個人として見てくれる人たちに囲まれた環境に身を置くことの大切さについても話しています」と、キャストたちに伝えているアドバイスについても教えてくれた。

画像2: 大人たちのサポート体制も万全

 「全員が優しいという点で、ディズニーのセットは特別だと思います」と、エイドリアンは断言する。「セットにいて不快に感じた瞬間は一度もありませんでしたし、誰一人として何かを決めつけてくるような人もいなかったです。キャストもそうですし、クルーもそうですし、責任者もプロデューサーも、セットには素敵な人たちしかいませんでした。全員がこの現場を気に入っていて、一緒になって芸術作品を創ろうという気持ちを持っているんです」。

 同世代の若手キャストたちが楽しく切磋琢磨しながら撮影に臨むことができ、ショーランナーのティム・フェデラーを筆頭に大人たちからのサポート体制も万全の『HSMTMTS』の現場。キャストたちがのびのびとキャラクターを演じられていることはこれまでのシーズンからも明らかだったが、シーズン3の舞台はキャンプ場。主演のジョシュアが「本当に一緒にサマーキャンプを楽しんでいるかのようでした」とフロントロウに明かしてくれたように、今シーズンは、キャンプ場での撮影を通じてこれまで以上に絆を深めたキャストたちの等身大の姿を楽しむことができる。

 ドラマ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』シーズン3は現在、第2話までディズニープラスにて独占配信中。新着エピソードは毎週水曜日に配信される。(フロントロウ編集部)

  

 

 

 

 

 

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