『ワイルド・スピード』のレティ役で有名なミシェル・ロドリゲスは、撮影のあることには飽き飽きしているという。(フロントロウ編集部)

『ワイスピ』撮影で“避けられないこと”とは?

 映画『ワイルド・スピード』シリーズのレティとして有名なミシェル・ロドリゲスは、ハリウッドの女性俳優のなかでもとくに多くのアクション映画に出演してきたうちの1人。出演作には『S.W.A.T.』や『世界侵略: ロサンゼルス決戦』、『バイオハザード』シリーズなどがあり、アクション俳優というイメージを持っている人は多いはず。

 彼女自身も、ドキュメンタリー映画『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』で製作総指揮を務めて制作したため、アクションの分野が肌に合っているタイプだと分かる。とはいえ、ぶっとんだハリウッドアクションでは、撮影の“あること”についてはもう嫌気がさしているよう。

 2023年公開の映画で、RPGを原作としている『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』に出演する彼女は、本作の撮影は、他の作品よりも良かったことがあると明かした。

画像: 『ワイスピ』撮影で“避けられないこと”とは?

 「何年もこういったタイプの映画を作り続けてきて、テクノロジーも現在のように進化してきたけど、ゴルフボールを使ってグリーンバックの前で撮影するのは最悪。だからセットで本当にかっこ良いアニマトロニクス(※)がいるのは本当に助かります。自分はそこで起こっていることの一部だと感じることができる。さらに、(アニマトロニクスの)アーティストたちが作業しているのを見ることもできる。それは美しくて、非常にかっこ良いです」
 ※動物や恐竜、架空の生き物などを、機械と人口の皮膚などを組み合わせて再現したもの。

 たしかに、彼女の出演作には車がクラッシュしたり、何かが爆発したりといった現実には起こせないシーンを含むものは多い。撮影はロケーションで行ない、その後にCGなどで映像に情報を足す手法が取られることもあるが、ミシェルはグリーンバックの前で演技をすることが多かったよう。

 グリーンバックの前での撮影を嫌がる俳優は多く、SF超大作『スター・ウォーズ』シリーズでオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーも率直なコメントを残したことがある。

 とはいえ、ミシェルがアクション映画を好きな気持ちは変わらない。彼女は『ワイルド・スピード』シリーズの最終章となる10作目と11作目にも出演することが決まっている。彼女の夫ドミニクを演じるヴィン・ディーゼルは、ミシェルの次回作の原作であるRPG『D&D』の大ファンだそうで、彼女が映画に出演することにも少し嫉妬しているそう。

(フロントロウ編集部)

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