『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に、『ジュラシック・パーク』の元子役たちが出ていない理由とは?(フロントロウ編集部)

『ジュラシック・ワールド』に再登場した4人

 『ジュラシック・パーク』シリーズの6作目であり、『ジュラシック・ワールド』シリーズの完結編となる3作目である『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が、ついに公開。人気シリーズの完結編ということでも注目だが、多くのファンがワクワクしているのは、『ジュラシック・パーク』よりサム・ニール演じるアラン・グラントとローラ・ダーン演じるエリー・サトラーがカムバックすること!

 『ジュラシック・ワールド』には、B・D・ウォン演じるヘンリー・ウーやジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコムがすでにカムバックしており、『ジュラシック・パーク』のメインキャラクターたちがその懐かしい顔を集結させることになる。

 しかし、そうなると気になる点も。それは、『ジュラシック・パーク』で観客の記憶に残るレックスとティムの姉弟はカムバックしない理由。レックスを演じたアリアナ・リチャーズは俳優業を引退しているが、ロサンゼルスプレミアで数年ぶりに姿を見せた。またティム役のジョゼフ・マゼロは、2018年の大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』でクイーンのベーシストであるジョン・ディーコンを演じるなど、俳優として大活躍中。

画像: 『ジュラシック・ワールド』に再登場した4人

 少なくともティムの再登場は可能だったように感じるが、コリン・トレヴォロウ監督によると、2人に出演オファーをすることは考えていなかったよう。米THRのインタビューで明かした。

 「(『ジュラシック・パーク』から再登場する)すべてのキャラクターは登場するすべてのシーンで酸素を消耗するので、私たちは注意深く考えを巡らせなければいけませんでした。(80年代の米ドラマ)『ラブ・ボート』のエピソードのような良い雰囲気を保ちたかったんです(笑)。“このシーンにおける特別ゲストは誰?”というようにね。そして私たちは『ジュラシック・パーク』から5人(※)のキャラクターを登場させました。B・D・ウォンは3作すべてに出ていますし、映画のメインキャラクターです。『ジュラシック・パーク』を見た時、8人ほどのキャラクターがいますが、そのうちの5人はこの映画に出ている。それは多いですよ」

 ※キャラクターのルイス・ドジスンを含んでいる。『ジュラシック・パーク』ではキャメロン・ソアが演じたが、2014年に13歳の少女に性的暴行を加えた容疑で逮捕され、2016年に6年の実刑判決を受けた。そのため、『新たなる支配者』ではキャンベル・スコットが演じている。

 『ジュラシック・パーク』のファンであれば、全員カムバックしたって多すぎることはない!と感じるかもしれないけれど、制作陣はそうは捉えなかったよう。アリアナとジョゼフに関しては、他の機会に期待。

(フロントロウ編集部)

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