『ターミネーター2』のロバート・パトリックが、もしまたT-1000を演じるなら、どうやって演じる? 彼のアイディアにワクワク!(フロントロウ編集部)

今見ても映像が色あせない『ターミネーター2』

 1991年に公開された映画『ターミネーター2』は、1作目の『ターミネーター』を超える大ヒットを記録。地上波放送などの影響もあって、シリーズのなかで2作目しか見たことがないという人もいるのでは?

 そんな『ターミネーター2』では、ターミネーターことアーノルド・シュワルツェネッガーはもちろんのこと、ジョン・コナー役のエドワード・ファーロングやT-1000役のロバート・パトリックが大きな存在感を発揮。一躍有名俳優となった。

 とくにロバートは、現在までに映画からドラマまで多くのヒット先に出演。今年で64歳となり、貫禄のある俳優として地位を築いている。しかし、代表作が多くなった彼だが、『ターミネーター』は今でも心に残っているよう。米The Digital Fixのインタビューで、ふたたびT-1000を演じることについて考えたことがあるかと聞かれたロバートは、こう答えた。

画像1: 今見ても映像が色あせない『ターミネーター2』

 「私はノーと言い、そしてイエスと言うでしょう。現時点では、何でも可能です。私は何に関しても絶対にないとは言いません。現在ならどうやってあの役にアプローチするでしょうね。今では170に近い出演作があります。多くの作品があり、私も俳優として成長しました。これは明白なことですが、40年のキャリアの欠点は、身体的にあの頃とは同じではないということです。それはどうにかしなければいけないでしょう。しかし当時助けられた(テクノロジーという)方法には、もちろん今もまた助けてもらえるでしょう。それは興味をそそられますね」

 『ターミネーター2』やT-1000がファンの心を掴んだ理由には、その卓越した映像がある。T-1000の身体である液体金属の映像は、制作されてから30年以上が経った今見ても、他の作品と見劣りしない。とはいえ、テクノロジー技術が当時よりも格段に進化しているのも事実。もし今またロバートによるT-1000が見られるとなれば、心が躍らないファンはいないだろう。

 しかし、その実現は難しいかもしれない。『ターミネーター2』の正統な続編と位置づけられている『ターミネーター:ニュー・フェイト』のティム・ミラー監督は先日、『ニュー・フェイト』は失敗だったと発言したばかり。一方で、ロバートはT-1000のスピンオフ作品でも良いと考えているようで、「(アーノルドの出演はナシで)もしかしたら私だけかも?もしくは、他の誰かを私と対立させるかもしれない」と話した。

画像2: 今見ても映像が色あせない『ターミネーター2』

 ちなみに、今回ロバートがテクノロジーをポジティブに捉えた発言をしたのは意外かもしれない。じつは彼は過去に、「本当に機械の進歩が嫌いなんですよね。iPhoneやコンピューターといったような物とは折が合わない。妻に感謝しています。私がすることを妻が助けてくれなかったら、それはできていなかったと思います。なにはともあれ、ビジュアルエフェクトなどについては、『ターミネーター2』の脚本を読んだ時には、5時間かかりましたよ。何が起こっているのか理解できなかったんです。“くそ。何?なんなんだ?”という感じで」話していたことがある

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.