セレブたちのプライベートジェット使用への風当たりが強まっている
ラッパーのドレイクがわずか14分の距離を飛行機で移動したことが批判されたり、カイリー・ジェンナーとトラヴィス・スコットのカップルが17分の距離を飛行機で移動したことを批判されたりと、最近、気候変動への対応が求められるなかで近距離の移動にプライベートジェットを使用するセレブへの風当たりが強まっている。
そうしたなかで、持続可能性に関する調査を行なっているイギリスのマーケティング企業であるYardが今回、セレブの飛行情報を伝えるツイッター・アカウントの「Celebrity Jets」のデータを基に、プライベートジェットによる二酸化炭素の排出量が最も多いセレブのリストを発表。上位10人のランキングを掲載した。
You probably saw Kylie Jenner's tone deaf post about her & Travis Scott's matching private jets.
— Yard (@YardDigital) July 29, 2022
Well, we conducted a study on the worst celeb private jet CO2 emission offenders & the results are shocking. �https://t.co/hzoEOx86OY#Co2Much pic.twitter.com/gv4MGSqxZR
Yardがまとめたデータによれば、2022年に入ってから7月29日までに、「Celebrity Jets」に情報が掲載されたセレブたちは平均してこれまでに1人あたり3376.64トンの二酸化炭素を排出しているといい、これは一般人1人あたりの年間の二酸化炭素排出量の約482倍に相当する量だという。
最も二酸化炭素を排出しているセレブはテイラー・スウィフトと発表
Yardによれば、2022年に入ってから7月29日までにプライベートジェットの使用で最も二酸化炭素を排出しているのはテイラー・スウィフトだという。
テイラーは2022年に入ってから、15.9日相当にあたる22,923分間をプライベートジェットを過ごしているとYardは伝えている。テイラーのプライベートジェットの1フライトあたりの平均フライト時間は80分で、平均移動距離は139.36マイル(約224キロ)、これまでに排出した二酸化炭素の排出量は、一般人1人あたりの年間の二酸化炭素排出量の1,184.8倍にあたる8,293.54トンだという。
今回、テイラーのチームはYardの報道を受けて米Rolling Stoneに声明を発表。「テイラーのジェット機は定期的に他の方々に貸し出されています。これらの移動のほとんど、あるいはすべてを彼女によるものだと結びつけるのは明らかに誤っています」とコメントを寄せて、必ずしもすべてのフライトがテイラーによるものではないとした。
Yardが発表した、2022年にプライベートジェットで最も二酸化炭素を排出しているセレブのリストは以下の通り。
1位:テイラー・スウィフト
2位:フロイド・メイウェザー
3位:ジェイ・Z
4位:アレックス・ロドリゲス
5位:ブレイク・シェルトン
6位:スティーヴン・スピルバーグ
7位:キム・カーダシアン
8位:マーク・ウォールバーグ
9位:オプラ・ウィンフリー
10位:トラヴィス・スコット
記事執筆時点で、テイラー以外のセレブは現時点でこのランキングについて反応していないとYardは伝えている。(フロントロウ編集部)