夏に思いっきり香水を楽しむコツ
いよいよ夏本番。ファッションを楽しむように、夏らしい香水をまといたいけれど、汗の匂いと香りが混ざって不快な香りになってしまったり、 外出した際に周りの人に迷惑をかけていないか気になったりなど、なかなか思うように楽しめない人も多いはず。
そんな夏にフレグランスを楽しむために知っておきたい、おすすめのつけ方と注意点をフレグランスの専門家たちが米Instyleで紹介した。
1.甘い香りはなるべく避ける
老舗フレグランスメーカーCLEAN Fragrancesのクリエイターであるスティーブン・クレイズによると、夏に香りを楽しみたいときに気をつけたいのは、甘い香りのフレグランス。
スティーブンいわく、 バニラやキャラメルなどのグルマン系、ベリーなどのフルーティー系などの甘い香りは、自然界に存在する花や果物をイメージして作られているため、どうしても「虫」を引きつけやすいそう。
また甘めのフレグランスは、夏場の湿気や汗で香りが強く出すぎたり、重たい印象を与えたりする可能性があるため、夏よりも冬につけたほうが適切だとスティーブンは勧めている。
とはいえ、なかには甘めのフレグランスをつけたい!という人もいるはず。そういう時は、爽やかなシトラス系を選ぶのがベスト。甘さを残しつつも軽やかな香りで、蒸し暑い夏にもピッタリなのだとか。
2.ボディケア製品の上から香水を重ねる
夏にフレグランスをつける時にもうひとつ気をつけたいのは、香りの持続。
とくに夏に人気の高い「オードトワレ」や「オーデコロン」などのフレグランスは、香りが軽やかで夏でもつけやすい分、香りの持続力が短いため、すぐに香りが消えやすいそう。また、大量の汗をかくこともフレグランスが落ちやすい要因のひとつだという。
そんなときにおすすめなのは、ボディバームやローションで肌を保湿してからフレグランスを重ねること。
ニューヨーク発のフレグランスブランドDemeter Fragrance LibraryのCEOであるマーク・クレイムズいわく、これらのボディケア製品をあらかじめ肌に塗っておくことで、肌が保湿されて香りの粒子がしっかり密着。長時間香りを楽しむことができると明かした。
好きな香りをまとえば、暑い時期でもお出かけがグッと楽しくなるはず。ワンランク上のつけ方をマスターして、夏を思いっきり楽しんでみて。(フロントロウ編集部)