『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』でネドリーを思い出させる展開
映画『ジュラシック・パーク』シリーズの6作目であり、『ジュラシック・ワールド』シリーズの3作目で完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が、大ヒット上映中。本作では、サム・ニール演じるアラン・グラント博士と、ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士が21年ぶりにカムバックしたことが大きな話題となっている。
『ジュラシック・ワールド』シリーズには、ジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士や、B・D・ウォン演じるヘンリー・ウー博士がすでに登場しており、懐かしい顔が勢ぞろい。もちろん、4人は『ジュラシック・パーク』シリーズで死亡していなかったから復活できたのだが、『新たなる支配者』では、命を落としたキャラクターのイースターエッグもあった!
第1作目の『ジュラシック・パーク』で、悪役でありながら、その存在感から観客の記憶に刻まれまくったキャラクターといえば、ウェイン・ナイトが演じたデニス・ネドリー。今から約30年前に公開された作品を思い出すと、彼のシーンが頭に浮かぶ人は少なくないはず。
彼はディロフォサウルスによって命を落としたため、『ジュラシック・ワールド』で姿を見せることは不可能だったが、あるシーンで、彼が恐竜の胚を盗むために使った“缶”がふたたび登場!
そして缶があったのは…、何を隠そうネドリーに胚を盗むように指示したルイス・ドジスンのオフィス。
ドジスンは、『ジュラシック・パーク』ではキャメロン・ソアが演じたキャラクター。しかしキャメロンは2014年に13歳の少女に性的暴行を加えた容疑で逮捕され、2016年に6年の実刑判決を受けた。そのため、『新たなる支配者』ではキャンベル・スコットが演じている。
缶は無くならずに、ドジスンの手に渡っていた…。俳優でなく、キャラクターで考えると、彼は前シリーズより5人目のカムバックと言える。
この展開について、監督は米THRのインタビューで反応。インタビュアーが「非常に有名な『ジュラシック・パーク』の小道具」がふたたび登場したことについて、なぜなのかと質問。これは缶のことだと予想でき、監督はこんな回答をしている。
「私達のアニメ『ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ』を見ることがあれば、7月に配信予定のシーズン5に答えがあるかもしれません。あるかもしれないし、ないかもしれない。どうなりますかね(笑)」
アニメでは、ネドリーが死亡した後の知られざる裏話が明らかになる…? アニメも気になるところだか、人でなく“缶”の再登場すらもファンを喜ばせるとは、『ジュラシック・パーク』、はたまたネドリーの人気はすごい。
(フロントロウ編集部)