ダイアナ元妃の元専属ヘアスタイリストは、どうやって世間にバレることなく元妃の髪型を変えた?(フロントロウ編集部)

ダイアナ元妃、人気者すぎて髪を切るのもひと苦労

 英王室のチャールズ皇太子の元妻で、ウィリアム王子とヘンリー王子の母である故ダイアナ元妃の専属ヘアスタイリストのひとりだったリチャード・ダルトン氏が、元妃のヘアスタイルにまつわるエピソードを英Town&Countryで披露した。

 ある年、アフリカ旅行を控えたダイアナ元妃から、肩まであった髪を短く、よりシンプルなスタイルにしたいと相談されたというダルトン氏。しかし、当時の世間のダイアナ元妃に対する熱狂ぶりはすさまじく、髪型を変えただけで大騒ぎになるような状況だったことから、元妃は新しい髪型がニュースとして取り上げられることを心配していたという。

画像: ダイアナ元妃、人気者すぎて髪を切るのもひと苦労

 そこで、リチャード氏は髪を切ったことを周囲に気づかれないよう、毎週、ミリ単位でカットして、徐々にダイアナ元妃が望むヘアスタイルに近づけていくことに。ネット時代には通用しない方法かもしれないが、手間と時間をかけたおかげもあって、バレない程度のイメチェンをすることに成功した。

 「私が彼女の髪に何か施すたびに、一面記事になりました。そのため、慎重にならざるを得ませんでした。(髪型が変わったことに気づかれないよう)数週間かけて、1回に0.25インチ(約6ミリ)ずつ切るしかなかったのです」

 ちなみに、ダイアナ元妃は髪に強いこだわりを持っていたことで知られており、海外へ行く際は必ず専属ヘアスタイリストのサム・マクナイト氏を同行させて、ヘアスタイルの維持に努めていた。2017年に米Todayのインタビューを受けたマクナイト氏は、「彼女は自分の持つ力を知っていました。『ダイアナ妃を期待する人たちがたくさんいる場所に行くのですが、その人たちをがっかりさせたくないんです。彼らは私がジムから出てくるのを見たいわけではありません。ダイアナ妃を見たいのです』と言っていました」と明かしている。

 2022年はダイアナ妃没後25周年。日本では初の劇場版ドキュメンタリー『プリンセス・ダイアナ』が9月30日に公開予定で、トークショーつき試写会(無料招待中)の開催が決定している。(フロントロウ編集部)

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